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手応え深める最中の大一番で悲運な幕切れ…劇的PK献上に柏DF立田悠悟「自分の実力不足」

ゲキサカ / 2024年10月24日 6時0分

FWチアゴ・サンタナのシュートがDF立田悠悟の腕に当たり、PK判定となった

[10.23 J1第25節延期分 浦和 1-0 柏 埼玉]

 不運にも思えるハンドが大一番の勝敗を分けた。0-0で迎えた後半アディショナルタイム5分、柏レイソルは右サイドを侵入されると、DF関根大輝のクロスブロックがゴール前に浮き上がり、苦しい体勢だった浦和FWチアゴ・サンタナのボレーシュートがDF立田悠悟の腕に直撃。主審がピッチ上で判定できないほど微妙な接触だったが、VAR介入の末にハンドの判定が下され、このPKから決勝点を献上した。

 試合後、報道陣の取材に応じた立田は心境を気遣う記者の質問にも「しょうがないと言えばそこまでかもしれないが、ああいう判定に至ってしまったのは現時点での自分の実力不足」ときっぱり。「結果的に(シュートブロックのため)突っ込むしかなかったとは思うけど、間違いなくゲームを壊したのは僕なので責任は感じている」と現実に目を向けた。

 PK献上につながった競り合いを演じ、決勝点を沈めたFWチアゴ・サンタナは2022年に清水エスパルスで共にプレーした元同僚。「チアゴに点を取られたのが悔しい。しかも自分が与えたPKで。そこに悔しい気持ちはある」。試合後にもT・サンタナから声をかけられていたが、その関係性も悔しさを倍増させていた。

 もっとも、立田がDF犬飼智也に代わって先発に定着した今月5日の横浜FM戦(○1-0)以降、チームは3試合にわたって守備の安定感を維持。前節の町田戦(△1-1)、この日の浦和戦ともに後半アディショナルタイムの失点に沈む形となったが、全体が前向きに守れている時間帯では立田の対人能力がチームの大きな助けになっている。

「自分の立場として一つ失敗したら次がない状況なので、思い切りやるしかない状況なのと、チーム状況としても後ろ向きになれる状況ではない。自分ができなかったら先輩がいるので、自分は思い切りやるだけかなと思っている」

 今季はなかなか出場機会を得られていなかったなか、シーズン終盤の戦いの中で「役割として自分が前でアタックして、古賀選手がカバーということで、もとからやろうとしてやっているわけではないけど、彼が気を使ってやってくれていて、そこはいいバランスだと思う」という手応えを得られているのも事実だった。

 だからこそ立田は言葉を選びつつ「迷惑をかけたのはもちろんだけど悲観することはない」とも語った。J2降格圏とは勝ち点4差があり、大事なのは今後の4試合。「自分たちで追い詰めたのは間違いないので、全部勝たなきゃいけない。もちろん全部勝つつもりでやるし、そこは続けてやっていくのと、個人のところは自分がやれることをやり続けられれば」と奮起を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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