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ヒール2発含む4得点!! “韓国育ち”のU-16日本代表ストライカー谷大地「FWならエゴイストにならないと」

ゲキサカ / 2024年10月24日 7時23分

FW谷大地(鳥栖U-18)

[10.23 U17アジア杯予選第1節 日本 9-2 ネパール ドーハ]

「FWはやっぱりゴールなので」

 殊勲の4得点を叩き込んだU-16日本代表FW谷大地(鳥栖U-18)は、そう言って笑顔を浮かべた。

 23日に開幕を迎えたAFC U17アジアカップ予選。U-16ネパール代表との初戦で日本は相手に先制点を許す展開に陥るも、大量9得点で巻き返し、逆転勝利を飾った。

 その立役者は韓国育ちのストライカーだった。この試合が初めての代表戦となった谷は大量4得点を記録し、センセーショナルな代表デビューを飾ってみせた。

「得点されて難しい試合だったんですけど、短い時間ですぐ点を取り返して雰囲気を上げられたのが良かったと思う」

 前半12分に先制を許すも、同17分にMF瀬口大翔(神戸U-18)のクロスを谷が決めて早くも同点に追い付いてみせた。谷は値千金の同点弾のほか、同38分にはFW浅田大翔(横浜FMユース)とのパス交換で中央突破からのゴールも沈め、同43分にはクロスボールをヒールで合わせる華麗なゴールも決めてハットトリックを達成した。

 谷は後半15分にもチームの6点目となるゴールを記録。一度はGKに弾かれたものの、こぼれ球に鋭く反応し、難しい体勢からのヒールシュートで押し込んでみせた。

「GKが出てきたので、1回チップ(キック)でチョンして相手の上を狙ったのを止められたけれど、そのこぼれに反応できた。FWならエゴイストにならないといけないから、ヒールで行けてよかった」

 人気漫画『ブルーロック』の登場人物のようなことをサラッと言ってのける“ストライカーらしい”ゴールを決めて合わせて4得点。初めて日本のユニフォームを着た試合で、確かな結果を残してみせた。

 中学までは韓国で生まれ育った谷に、ここまで日本代表歴はなかった。ただ、FCソウルU-15からサガン鳥栖U-18へ進んだ谷の情報は廣山望監督の耳には入っており、鳥栖のスタッフとも連絡を取りながら、最終的には国スポでのプレーを観て決断。「ほかにいないタイプ」(廣山監督)ということもあっての抜擢だったが、その期待に応えてみせた。

 日本に来た当初は「コミュニケーションとか不安だった」と言うが、「みんな本当に優しくしてくれたので問題なかった」と日本の環境にもすっかり馴染んだ。その結果として代表入りを引き寄せ、見事に結果を出してみせた。

(取材・文 川端暁彦)
●AFC U17アジアカップ2025予選特集

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