“追加の追加”でなでしこJ招集の塩越柚歩「もっとやらなくちゃいけないことはある」パリ落選で悔しさ以上に抱いた向上心
ゲキサカ / 2024年10月24日 16時50分
追加招集選手の不参加による追加招集となった。日本女子代表(なでしこジャパン)のFW塩越柚歩(三菱重工浦和レッズレディース)は「追加の追加という形だったので。まさか私が……というびっくりした気持ちが一番大きかった」と率直な思いを語った。
18日の発表でメンバー入りしたFW土方麻椰(日テレ・東京ベレーザ)が怪我で不参加したことを受け、20日にFW上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)が追加招集された。だが、22日には上野のコンディション不良による不参加が決定。塩越が招集されることになった。
20日のリーグ戦を終えた塩越には、21日夜に追加招集の連絡が来ていたという。「チームがオフだったので『いま家にいるのか』と(笑)。家にいたので、行きますと言いました」。準備を整えて翌22日にはチームに合流。初日は室内での調整に努め、23日から本格的に練習に入った。
3年前の東京オリンピック直前に台頭し、本大会メンバー入り。その後は日の丸から遠ざかる時間も長くなったが、昨年はアジア競技大会で背番号10を着け、キャプテンとしてチームをけん引。4得点で大会連覇に貢献した。だが候補合宿への招集はあったものの、パリ五輪メンバー入りは果たせず。今夏は画面越しに仲間の戦いを見守った。
「みんなの上手さ、速さ、強さは実際に対戦して感じていた部分ではあるので、自分にないものを持っているなとは思っていた。だからこそ、悔しい気持ちよりもっとやらなくちゃいけないことはあるという気持ちのほうが強かった」
パリ五輪後初の活動に、思わぬ形ながら参加することになった。塩越は「スタートに呼ばれるのはすごく大事なことだと思うので、こういうチャンスをモノにしたい。この運の良さを自分の力で本物にできたら」と力を込める。練習ではこれまでチームがベースにしていた3バックではなく4バックを敷いており、塩越は自チームと同じ形に「感覚的にはやりやすい」と自信ものぞかせた。
なでしこジャパンは26日に国立競技場で韓国女子代表と対戦し、さらに中2日で韓国と非公開の練習試合も実施。チームメイトから学びながらレベルアップする絶好の機会だ。「絶対にアピールの時間はあると思う。悔いなくやれたら」。追加招集という形でも、日の丸を背負うのは実力。あとはピッチで本領を発揮するのみだ。
(取材・文 石川祐介)
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