パリ五輪は「全然納得いっていない」18歳古賀塔子、再び大舞台目指すなでしこJとともに「いいスタートを切れれば」
ゲキサカ / 2024年10月24日 22時34分
最年少18歳は新たなスタートに気を吐いた。日本女子代表(なでしこジャパン)DF古賀塔子(フェイエノールト)は26日の韓国女子代表戦に意欲を燃やす。「パリ五輪が終わって次に向かっていく初めての合宿。そこでいいスタートを切れれば次の代表にも関わってくる。そこは大事」と力を込めた。
23日に続き、24日も11対11の練習を行った。チームはこれまで3バックをベースに戦ってきたなかで、今回から4バックの取り組みが続く。古賀は「オリンピックのときは5枚で引いて守る形があったけど、次の試合は前から全員で連動して追って奪うというのがチームのコンセプト。前で奪うというのは目標になっている」と狙いを明かした。
パリオリンピックでは負傷者の穴を埋める形でさまざまなポジションを経験した。グループリーグ初戦では4バックの左SB、後半から3バックの左CB。第2節では右WB。第3節は体調不良でメンバー外となり、準々決勝では3バックの左CBを務めた。「自分的には全然納得いっていない。守備の1対1は自分の特徴でもあるけど、攻撃やコンビネーションはあまりできた部分ではない。そこは改善しないといけない」。奮闘のなかで得られたものは課題ばかりだ。
得意とする守備の1対1も、よりレベルを上げるつもりだ。「最終ラインは1対1になることが多く、そこで剥がされたら前進されてしまう。スピードに乗ってこられると思うので、そこで潰すのは意識してやっている」。今日の練習で隣に立ったのは経験豊富な最年長34歳・DF熊谷紗希だ。相手の2トップに対し、裏を取らせないように連係。「背後のスペースに入ってくるのでそこは声をかけながら、でもボールが出たら必ず1人は泳がせるというのは声をかけながらできた部分」と手応えも掴んでいた。
26日、パリ五輪後初の公式戦は韓国との試合になった。初めての“日韓戦”に古賀も「注目されると思う」とやる気をみなぎらせる。「しっかり自分のプレーを出して勝てるようにしていきたい」。再び大舞台に舞い戻るために、新たな一歩を力強く踏みしめる。
(取材・文 石川祐介)
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