ピッチ外でも“彩艶”彷彿の徹底サポート…U-16日本代表GKエジケ唯吹ヴィンセントジュニア「出られないときだからこそやらないと」
ゲキサカ / 2024年10月25日 20時57分
初戦でU-16ネパール代表に圧勝したU-16日本代表は、中1日で迎える25日、U-16モンゴル代表と対戦する。
第1戦終了後、日本のロッカールームの近くで選手が出てくるのを待っていると、一人の選手が荷物を抱えて現れては消えを繰り返し、活動量豊富にバックヤードの仕事をこなしているのが目にとまった。
裏方スタッフのひとりが「こんなに働いてくれると思わなかった」と目を丸くさせていたのは、U-16日本代表GKエジケ唯吹ヴィンセントジュニア(鳥栖U-18)である。
「鳥栖U-18で自分は1年から試合に出させてもらっているんですけど、そういうときに(試合に出られない)先輩たちが試合前の設営とかから本当に頑張っているのを観ていて『すごいな』と思っていたので、自分もこっちで試合に出られないときだからこそやらないといけないと思ってやっていました」(エジケ)
思えば、日本代表の正GKになった鈴木彩艶も、この年代の“第3GK”だった時代、同じように片付けや荷物運びなど、バックヤードの仕事を積極的に手伝っていたなと思い出していたら、エジケの口からも「鈴木彩艶」の名前が出て来た。
「日本代表の試合を観ていて本当にすごいと思った」と笑顔で語ったのは、そのロングフィードの飛距離や質。「ああなりたい」と思って練習に励んできたという、キックの質やビルドアップへの関与は、「負けていない」と自信を持つ部分だ。
クロスボールへ積極的にチャレンジするプレーなども得意とするが、「セービングとか1対1の対応は他の2人のGKに学ぶものも凄く多くて、まだまだ足りないと思います。練習でも盗めるものは盗もうと思ってやっています」と言うように、課題もしっかり認識している。
鳥栖ではトップチームの練習にも週1回ペースで帯同しているそうで、とりわけ「本当に尊敬している」というGK朴一圭からは「いろいろ教えてもらえています」と、多くの薫陶を受けてきた。
「(朴からは)いつもアドバイスをもらえていますし、練習から1個1個の質が本当に違う。周りへの声掛けも凄い。ピッチ外の努力を惜しまないところも観ていて本当に凄いので、少しでもマネしたいと思ってやっています」(エジケ)
U-16日本代表へは今回で2度目の招集となったエジケ。高円宮杯プレミアリーグでも実績を積み上げてきただけに、代表でのタフな競争を勝ち抜き、さらなる成長を遂げることを誓っていた。
(取材・文 川端暁彦)
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