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[MOM4866]米子北MF佐野聖也(3年)_開始17分でハット達成!! 前半だけで6点に絡む大暴れで12発大勝の立役者に

ゲキサカ / 2024年10月26日 20時32分

4ゴールをたたき込んだ米子北高MF佐野聖也(3年)

[10.26 高校選手権鳥取県予選準々決勝 米子北高 12-2 倉吉北高 ヤマタスポーツパーク球技場]

 6-1として勝負を決めた前半の全6得点に絡む出色の出来。米子北高MF佐野聖也(3年)が4ゴールに加え、2得点を演出する大活躍で、12-2の大勝に大きく貢献した。
 
 ゴールラッシュの口火を切ったのは前半10分(40分ハーフ)。エリア内で倒されてPKを獲得すると、「絶対に自分がやってやるんだと思っていた」との思いで自らキッカーを務め、GKに触られながらもゴール左に決めた。
 
 14分にはGKと1対1の決定機を迎え、「日頃から1対1は意識しています。キックが得意なので、質にこだわって取り組んできた結果が出た」と振り返る冷静なフィニッシュで2点目。17分には味方のシュートのこぼれ球を蹴り込み、早くもハットトリックを達成した。

 26分にDF久徳庵道(3年)の4点目をアシストした後、チームは29分に1点を返されたが、31分に自身4点目を決め、すぐさま突き放す。38分にはCKのこぼれ球を久徳につなぎ、久徳のシュートがDF生駒奏輝(2年)に当たって6点目。ゴールラッシュをけん引し、お役御免とばかりにハーフタイムで交代となった。

 高円宮杯プレミアリーグWESTでも先発出場を続けており、「日頃プレミアリーグでやらせてもらっているので、試合に出られない人の思いも背負って戦わなければいけない」と力強く語る。今年度のチームはインターハイ(全国高校総体)で優秀選手に選出されたキャプテンのFW鈴木颯人(3年)という得点源を擁しているが、「キャプテンとしてやってくれていますが、鈴木を超えるような存在になりたい」と意気込む。

 中村真吾監督は活躍ぶりを評価しながらも「技術はあるけど、貪欲さがない。準決勝、決勝と、もっと貪欲にいってほしい」と注文。3年生アタッカーは期待に応えるべく、「自分が結果を出してチームを勝たせたい」と、さらなる活躍を期していた。

(取材・文 石倉利英) 
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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