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[MOM4868]東海大山形MF寺沼世藍(3年)_FKから決勝アシスト!! サッカーIQに自信を持つ神出鬼没のアタッカー

ゲキサカ / 2024年10月26日 22時42分

東海大山形高MF寺沼世藍(3年)は流動的にピッチを駆け回り、FKで決勝点をアシスト

[10.26 選手権山形県予選決勝 東海大山形高1-0羽黒高 NDソフトスタジアム山形]

 試合後、東海大山形高の選手・スタッフは全員が優勝記念Tシャツを着用した中、MF寺沼世藍(3年)は着ていた背番号8のユニフォームを高々と掲げた。「自分が8番を着ているのを強調しました。背番号を付ける時、10番が良かったなと思ったこともあって、華もあってエースで…と思ったのですが、高校1年、2年、3年とずっと背番号8だったので、愛着がわきました」と、大好きになった背番号8を誇った。

 FKから決勝点をアシストしたが、チームとしてなかなかセットプレーでの得点が無かった中、「自分たちはヘディングで競り勝って得点するのは得意ではありません。ちょっと触るだけのボールを狙っていました」と語った通りの形で得点につながったことを喜んだ。

 持ち場は右サイドハーフの位置だが、時々中央に現れて決定機に絡むこともあった。何か戦術的に指示されているのかと問うと、「自分が真ん中に行ったり、サイドに行ったりすることで相手を翻弄しようと思って動いていました。サッカーIQに自信があるので、IQを頼りにしながら試合を進めています。もちろんコーチの話も参考にしながら、何が最善かを常に考えています」と自身の感覚を信じて位置取りをして、サイドに中央にと神出鬼没に動き回る。

 五十嵐直史監督も「彼はサッカーIQが高いです。流れの中で相手の嫌なスペースに入れます。うちのチームの中では自由にピッチの中の監督として動いてもらっています」と寺沼のサッカーIQに信頼を置いている。

「県大会と違って観客の数も、サッカーの強度もうまさも変わります。自分たちがどれだけやれるか試してみたいですし、山形県勢が1回戦を勝てていないので、歴史を変えられるようにしたいです」と意気込む寺沼。自慢のサッカーIQを駆使して、18年ぶりの山形県勢勝利のために全力を尽くす。

(取材・文 小林健志)
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