唯一の2戦連続スタメンで代表活動の難しさ感じたMF瀬口大翔(神戸U-18)「もっと普段から話し合っておかないと」
ゲキサカ / 2024年10月27日 2時28分
[10.25 U17アジア杯予選第2節 日本 7-0 モンゴル ドーハ]
AFC U17アジアカップ予選第2戦、U-16日本代表はU-16モンゴル代表から大量7ゴールを奪って圧勝。2連勝でカタールとの最終戦へ進むこととなった。
第1戦から先発11人中10人を入れ替える中、唯一2試合連続でスタメンに名を連ねたのがMF瀬口大翔(神戸U-18)だ。
第1戦では右、第2戦では左のMFとしてプレー。「普段は左でやっている」と言うが、賢さと器用さを買われて多様な役割を与えられている形だ。第1戦は「ポケットを狙え」という廣山監督の指示を忠実に実行。アシストという結果も出した。
一方、単なるプレー面だけでない代表の難しさをあらためて感じているようだ。第1戦終了後、こんな話をしている。
「代表のユニフォームはこれまでケガで出られなかったりして着たことがなかったんですけど、その責任は感じました。自分あんまり緊張しないんですけど、今日はちょっと(緊張を)していました」
第2戦終了後は「結果を残したかったです」と悔しそうに語りつつ、代表チームならではの難しさを実感したことも明かす。
「自分は連係、コンビネーションが得意なんですけど、(代表では)うまく連係ができていなくて、特長を出せていなかった」
代表はほとんど一緒にプレーしたことがない関係性の選手もおり、所属チームとは戦術も当然違う。そうした中で結果を出すのは、やはり簡単ではない。
「上手くできない中でもドリブルからシュートまでいけた場面もあったのは良かったと思います。後半は少し良かったと思います。でも、もっと普段から話し合っておかないとダメだと思ったし、そこはちょっと自分も意識したい」
何度もトレーニングと試合を重ねてコンビネーションを作っていけるクラブチームと、ほとんど練習する機会のない代表チームでは、普段の行動から選手に求められるものも違ってくる。
まだ代表経験の浅い瀬口にとって、あらためてそうした気付きを得る時間にもなっているようだ。
あこがれの選手は「自分にちょっと似ている」と言うマンチェスター・シティのMFジャック・グリーリッシュ。クレバーかつテクニカルなプレーを一つの理想像として描きつつ、最終戦では「やっぱり結果を残せていないんで、出たら決めたいと思っています」と、あらためて闘志を燃やしていた。
(取材・文 川端暁彦)
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