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勝てばJ1昇格の首位・横浜FCが2連敗…リーグ最少失点の堅守崩壊となる4失点、岡山が昇格POに望みつなぐ

ゲキサカ / 2024年10月27日 20時19分

岡山FW一美和成がチーム3点目

[10.27 J2第36節 横浜FC 2-4 岡山 ニッパツ]

 J2リーグは27日に第36節を行った。横浜FCとファジアーノ岡山の対戦は、岡山が4-2で勝利。後半10分までに4得点を挙げ、その後2失点を喫するが、2点差を守り切った。勝てば昇格が決まる横浜FCだが、2連敗で昇格決まらず。リーグ最少失点の堅守が崩れる今季最多4失点となった。

 勝てばJ1昇格が決まる状況で前節に21試合ぶりの敗戦を喫した首位・横浜FC。出場停止のDFガブリエウに代わってDF中村拓海が起用された。5位・岡山は3位から6位までのJ1昇格プレーオフ圏内入りを懸け、首位との大一番。MF藤田息吹に代わり、MF輪笠祐士がリーグ戦11試合ぶりに先発入りした。[両スタメン&布陣]

 勝利がほしい横浜FCに対し、岡山が冷静に敵陣に迫る。前半16分には右サイドでFKを獲得すると、MF田部井涼が左足キック。ゴール枠を捉えたがGK市川暉記に阻まれた。

 勢いに乗ったのは岡山。前半18分、センターサークル付近でDF田上大地がFW高橋利樹からボールを奪う。さらにMF井上潮音のプレスもかわし、右足アウトサイドで最前線にパス。左サイドから斜めに走ってきたMF岩渕弘人が飛び出したGK市川をかわすと、無人のゴールに流し込んだ。岩渕は2試合連続ゴールで今季12点目となった。

 先制を許した横浜FCは、前回対戦でゴールを奪ったセットプレーからの攻撃を続ける。だが、GKスベンド・ブローダーセンのセーブを打ち破れない。前半アディショナルタイム1分過ぎにはMF中野嘉大が左サイドからクロス。ゴール前のMFユーリ・ララが相手選手を背負いながらボールを収めると、オーバーヘッドキックでゴールを狙う。しかしGKブローダーゼンの正面に収まった。

 前半アディショナルタイム3分過ぎ、岡山が価値ある追加点を奪う。田部井が蹴った左CKから一美がヘディングで折り返す。ゴール前のDF鈴木喜丈が左足でゴール右隅に押し込み、今季2点目で2-0と点差を広げた。

 2点差がついた横浜FCはハーフタイムに小川を下げ、FWカプリーニを投入する。だが、後半開始からスコアを動かしたのは岡山だった。

 後半2分、中盤からボールを運ぶ一美が相手2選手のプレスをかいくぐると、そのままドリブルを選択。PA手前に空いたスペースを見つけ、すかさず右足を一閃。ゴールに突き刺し、今夏加入後初ゴールで3-0とした。試合を支配する岡山は10分、右CKを田部井が蹴り、田上が強烈なヘディングシュートを叩き込む。今季5点目で4-0のリードとなった。

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