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清水の3年ぶりJ1復帰が決定!! 北川の“報復”一発退場で窮地も10人で死守、敗れた栃木はJ3降格決定

ゲキサカ / 2024年10月27日 16時6分

清水の秋葉忠宏監督

[10.27 J2第35節 栃木 0-1 清水 カンスタ]

 J2リーグは27日、第35節が各地で行われ、清水エスパルスが3年ぶりのJ1復帰を決めた。DF住吉ジェラニレショーンの決勝ゴールで栃木SCを1-0で下し、2試合を残して2位以内を確定させた。一方の栃木は降格圏18位以下でのフィニッシュが決定。来季は2017年以来8年ぶりにJ3リーグで戦うことが決まった。

 降格圏18位に沈む栃木と、自動昇格圏2位の清水による大一番。栃木は引き分け以下でJ3降格圏フィニッシュが決まる可能性がある一方、清水は勝てば無条件でJ1昇格確定、引き分け以下でも他会場の結果次第でJ1昇格が決まる可能性があるという状況でキックオフを迎えた。

 ホームの栃木は前節・群馬戦(△0-0)と同じスターティングメンバー。一方の清水はアクシデントによるものか、主力のGK権田修一、DF高橋祐治、DF山原怜音がメンバー入りしておらず、GK沖悠哉が今季リーグ戦初出場となった他、DF北爪健吾が5試合ぶりの先発となった。[スタメン&布陣]

 試合はJ2残留に向けて後がない栃木がハイプレッシングで清水に食らいつき、序盤を優勢に運んだ。すると前半3分、セットプレーから早速決定機。FW南野遥海の左CKでゴール前に攻め込み、相手のクリアがエリア外にこぼれると、MF石田凌太郎がエリア外から右足一閃。強烈なシュートをゴール左上隅に突き刺した。

 栃木は残留に望みをつなぐ電光石火の先制ゴールかと思われたが、ここで岡部拓人主審が副審とコミュニケーションを取り、オフサイドの判定。石田のシュートの瞬間、オフサイドポジションのFW矢野貴章がGK沖の視界を遮っており、プレーに影響を与えたとしてゴールは認められなかった。

 もっとも、その後も栃木が主導権を握り続け、前半10分にはFW大島康樹が住吉からボールを奪い取り、矢野とのワンツーから惜しいシュート。同29分には高い位置を取っていたDF大谷尚輝が果敢なミドルシュートを狙うなど、一方的な攻勢を続けた。

 一方の清水も前半30分過ぎからようやく前に出られるようになり、同40分に最初の決定機。MF北爪健吾のクロスからFWカルリーニョス・ジュニオがヘディングで狙うも、枠を外れた。また同アディショナルタイム3分にはMF乾貴士を起点に細かく崩し、最後は住吉が狙ったが、これも枠を捉えられなかった。

 そのまま0-0でハーフタイムへ。すると後半5分、ついに試合の均衡が破られた。決めたのは前半に苦戦していた清水。MF宇野禅斗の右CKをニアサイドでMF中村亮太朗が頭でフリックすると、中央で合わせたのは住吉。右足ダイレクトでGK丹野研太の逆を突くゴール右隅に突き刺し、清水はこれでJ1昇格に大きく前進した。

 その後は清水が交代選手を有効に使いつつ、前線からの制限をかけながら優勢に試合を展開。ところが後半38分、中盤でファウルを受けたFW北川航也が報復行為でレッドカードを提示される。後半25分からの出場でゲームキャプテンをカルリーニョスから受け継いだ北川だったが、チームを数的不利の窮地に追い込む形となった。

 思わぬ形で数的優位となった栃木はこのままではJ3降格が濃厚となる中、長身FW宮崎鴻にロングボールを蹴り込むパワープレー攻撃を展開。清水もエリア内で不安定な対応が続き、最後まで予断を許さない展開となった。だが、栃木は最後まで清水のゴールを破ることはできず、そのままタイムアップ。他会場で17位の大分が勝利したため、2試合を残してJ3降格が決まった。

(取材・文 竹内達也)
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