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J1復帰決定も目標はこの先に…主将の”乱暴な行為”にも苦言呈した清水・秋葉監督「大いに反省してもらって」

ゲキサカ / 2024年10月27日 19時4分

秋葉忠宏監督

[10.27 J2第35節 栃木 0-1 清水 カンスタ]

 清水エスパルスを3年ぶりのJ1復帰に導いた秋葉忠宏監督だが、試合後会見では歓喜に浸る様子を見せず、主将の一発退場への反省、そして残された最大のミッションに向かって気を引き締めた。

 J1昇格に王手をかけたまま2試合の足踏みを続けていた清水はこの日、J2残留に向けて崖っぷちの栃木に対しても劣勢に回り、前半は防戦一方の苦しい展開。後半5分にセットプレーからDF住吉ジェラニレショーンが先制点を決めたが、同38分には途中出場のFW北川航也主将が報復行為で一発退場処分を下され、最後まで予断を許さない展開が続いた。

 最後は栃木のパワープレー攻撃に何度もピンチを作られながら、薄氷の勝利でJ1昇格決定。秋葉監督は苦しい戦いを乗り越えての歓喜に「まずは苦しい苦しい立ち上がりで押し込まれる中、栃木の地までだいぶお待たせしましたが、6000人以上のサポーター、ファミリーが我々と共に戦ってくれて、背中を押してくれたからこそ、序盤の苦しい時間帯をなんとか耐え凌いで、後半は絶対に相手も落ちてくるんで仕留めようと。そこで2つ、3つポイントがあった中、選手がセットプレーで仕留めてくれた。そこは非常に良かった」と前向きに振り返りつつも、次のように言葉を続けた。

「ただ一つ、いま航也にはお説教をしてきたが、あそこは一つグッと我慢しないといけないシーンがあった。そこは大いに反省してもらって、彼がもっともっと成長するように、より素晴らしい人間に、より素晴らしいキャプテンになれるようにまた奮起してほしい」。

 北川は公式記録に「乱暴な行為」による一発退場と明記されており、これが「選手等に対する暴行」と判断されれば、JFA(日本サッカー協会)の懲罰規定で3試合の出場停止にあたる反則。今後、規律委員会から正式な決定が下される見込みだが、シーズン終了の可能性もある主将の振る舞いにはっきりと苦言を呈した。

 指揮官によると、北川の退場後は2点目を狙うのではなく、リードを逃げ切るゲームプランを採用。「2つめを取りに行く姿勢よりはここをなんとか耐え凌いで逃げ切る、そういう一つの矢印を向けながら、一つの思いに向かって最後までファイトしたからこそ逃げ切ることができたと思う。非常に勝負強く、我慢強く、自分たちが最後まで辛抱強くなった。メンタル的にもフィジカル的にもタフになった」と10人で戦った選手を称えた。

 その上で秋葉監督は「ただ一つ言えるのは我々にとって昇格というのは最低限のマストなところ。チャンピオンになって、タイトルにこだわって昇格するというのをキャンプ前から言ってきた」と断言し、残り2試合に臨む姿勢を強調。この日は首位の横浜FCが敗れたため、単独首位に浮上した中、「前節ホームで逆転負け、ホームで初の黒星と悔しい思いをさせられている。あと2つホームで戦えるので、必ず2連勝して、2つホームでやり返して、タイトルを取って昇格できるようにまた気を引き締めて最後の2試合にやっていきたい」とJ2優勝のタイトル獲得を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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