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4点ビハインドから2点奪取の起点も…横浜FCルーキー小倉陽太の収穫と課題「もう2、3点を取る勢いは出せなかった」

ゲキサカ / 2024年10月28日 6時58分

MF小倉陽太

[10.27 J2第36節 横浜FC 2-4 岡山 ニッパツ]

 今節でのJ1昇格を果たすためには、4点のビハインドをひっくり返さなくてはいけなかった。横浜FCMF小倉陽太は後半15分から途中出場。その後チームは2点を取り返したが、「交代で入った自分たちが勢いをチームに持たせられた感覚はあるが、もう2点、3点を取る勢いは出せなかった」と悔しさをにじませた。

 勝てばJ1昇格というプレッシャーがのしかかった。前半で2失点を喫すると、ハーフタイムにFWカプリーニを投入。それでも流れは変わらず後半2分、10分にも2失点した。15分には小倉とFW櫻川ソロモンを出場させた。

「自分が入るまではマイボールにする時間が少なかった。まずマイボールにする時間を増やして攻撃につなげるという指示と、ユーリを前に出して自分が後ろでバランスを取るような形にしてほしいと言われた」(小倉)

 効果はすぐに出た。出場直後、相手GKのゴールキックからリスタート。中盤でボールを収めた相手2選手に対し、小倉が執拗にプレスを仕掛ける。ボールをサイドに追いやると、MF山根永遠が奪い切り、ロングカウンターから1点を返した。

 チーム1点目から8分後には連続得点。起点となったのは小倉だった。左サイドで相手のビルドアップを見定めてインターセプト。「うまく自分が予測してボールがこぼれてきた。ヨシくん(中野嘉大)につなげられたので、うまく起点にはなれた」。流れたボールをMF中野嘉大が拾い、左サイドからクロスを上げ、カプリーニのチーム2点目が生まれた。

 2-4と点差を縮めたが、J1昇格プレーオフ圏内入りを目指すファジアーノ岡山も全力で2点を守る。横浜FCは追いつけずに今季初の2連敗を喫した。

 追いつくための勢いと冷静さのバランスは難しかった。「ああいう展開になったときこそ、自分たちの今までやってきたことに立ち返って、全員が落ち着いてやるべきことをしっかりやれば、もう2、3点は取れたかなというはあった」。ホームでの昇格というプレッシャーを理解しながらも「もう少し冷静になってもよかった」と振り返った。

 大卒ルーキーは昇格の懸かった試合で持ち味を出した。それでも本人は「もう少し自分のところでボールを奪って、前に起点を作らせてあげたかった」と悔いも語る。「攻撃のところでもテンポよくサイドに散らして、縦パスももっと刺していけたら攻撃の厚みが出たと思うので、また次に出るときはそこを意識してやりたい」と残り2試合でできることに集中していた。

(取材・文 石川祐介)
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