1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

目標は前田大然!! U-16日本代表で攻守大貢献のFW浅田大翔(横浜FMユース)「もっとチームを上に持っていける選手に」

ゲキサカ / 2024年10月28日 13時0分

3戦全勝に大きく貢献したFW浅田大翔(横浜FMユース)

[10.27 U17アジア杯予選第3節 日本 5-0 カタール ドーハ]

 23日から27日にかけてカタールで開催されていたAFC U17アジアカップ予選は、U-16日本代表の3戦全勝での突破という形で幕を閉じた。地元のU-16カタール代表との最終戦も5-0の圧勝。若き日本代表が中東の地で、そのポテンシャルを見せ付ける形となった。

 その最終戦でもゴールを決めたほか、第1戦ではハットトリック、第2戦でも交代出場で2得点と、明らかな“違い”を見せ付けたのがFW浅田大翔(横浜FMユース)だ。

 生粋のストライカーではなく中盤でプレーしていたキャリアが長い選手だが、今年に入ってからは「点にこだわる」ことをテーマに掲げて殻を破り、U-16日本代表でも主軸選手へと成長を遂げた。

 試合への準備や戦う気持ちについては「放っておいても、やってくれる選手」と廣山望監督も信頼を置いており、事前に主力の負傷者が相次いだ今大会は、より大きな期待を寄せられる中でトレーニングを含めて背中で引っ張る存在として機能していた。

「今回、浅田にちょっと自覚が芽生えてくれた。『自分がやってやる』という覚悟を持ってプレーしてくれた」(廣山監督)

 カタールとの最終戦でも、攻撃面だけでなく守備面でも大きく貢献。献身的なプレスバックを欠かさず、「相手のボランチを潰す」(浅田)意識を持って、カタールが得意とするサイドへの展開を遮断。カウンターを抑止する攻守の切り替えも素早く、安定したパフォーマンスを発揮してみせた。

 攻撃でも惜しみないランニングと果敢な仕掛けが際立ち、後半41分にはサイドから鋭くドリブルで切れ込んでのシュートを突き刺し、トドメのゴールも決めてみせた。

「ボール受けた瞬間から(ペナルティ)エリアで勝負に行くことしか考えていなかった。パスは考えてなくて、もうゴールしか見ていなかったです」(浅田)

 トップチームでのトレーニングを経験したことで意識が変わったそうで、元U-20日本代表監督である横浜FMユース・冨樫剛一監督の薫陶を受ける中で、「世界」への意識も高めてきた。その成果を見せる大会となった。

 ただ、「ぜんぜん満足していない」とも言う。「もっと点を取れた」という部分はもちろん、「キツい時間帯に前からプレスへ行くとかもっと出したいし、もっとチームを上に持っていける選手になりたい」と言う。

 目標に掲げる選手は日本代表FW前田大然。徹底したフォア・ザ・チームで輝くスピードスターのように、浅田はチームのために走り、戦い、そしてゴールを揺らす選手として、世界舞台を目指していく。

(取材・文 川端暁彦)
●AFC U17アジアカップ2025予選特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください