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[MOM4872]國學院久我山MF村瀬悠馬(3年)_「思い切って振って」課題克服の鮮烈ゴール

ゲキサカ / 2024年10月28日 21時48分

國學院久我山高MF村瀬悠馬(3年=川崎F U-15出身)は課題克服の1ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.26 選手権東京都Aブロック予選準々決勝 暁星高 0-4 國學院久我山高 NICHIBUN SAKURA FIELD]

「エグい!」という声も聞こえるような、鮮烈弾だった。國學院久我山高は1-0の前半20分、MF村瀬悠馬(3年=川崎F U-15出身)が混戦から左足を振り抜き、ゴールへ突き刺した。

 左中間から逆サイドのゴールネットへ圧巻の一撃。村瀬は「混戦で自分の左前のとこにボールが来てて、リーグ戦とか紅白戦とかだったら多分、振ってないでトラップしてるようなとこを、選手権ってこともあって、思い切って振ってみた」と振り返る。

 ボールは自分のイメージを超える弾道を描いてのファインゴールに。今夏に右SBからインサイドハーフへコンバートされたが、得点力が課題になっていたという。「練習はしているけど、監督からは『振れるのに、こねちゃう』って言われてて、『思い切って振ってこい』『どっかで1本持って来いよ』と言われていました」。テクニックがあるがゆえに、大事にプレーしようとし過ぎてしまっていた。

 今回のゴールも普段ならば、ボールを止めてDFをかわしに行っていたような状況。だが、思い切って振るという気持ちの整理ができていた。また、瞬間的にファーサイドのネットが視野に入っていたことも後押し。そして、決めたゴールに「良い流れを持って来れたなと思います」。MF近藤侑璃主将(3年)も課題を克服するゴールを決めた村瀬を称賛。シュート練習を重ね、パンチ力を増していた相棒のゴールを喜んでいた。

 元々中盤のプレーヤー。「ゲーム作るところだったり、止める・蹴るってところは(川崎Fの)アカデミーからやったんで」特長だ。現在は、近藤とともに攻撃を組み立てる役割を担っている。

「一応、チームがマンC(マンチェスター・シティ)を理想としてて、監督からはボールの持ち方とかはベルナルド・シウバに似てるって言われてて、自分も失わない落ち着きだったり、そういうところ真似できたら」。目標とする選手の特長を取り入れ、課題としてきた守備面でもよりチームに貢献できるような選手になることを目指している。

 覚悟を持って選手権予選を戦っている。「去年、ベンチ入ってて出番なかったんですけど、先輩とかが泣いてる姿とか見て、今年は自分たちが行かないとなって思ってるのと、やっぱ自分たちの代、去年も相当緊張したりしてたんですけど、今年はやっぱ負けたら終わりってことで、余計、3年がやんないとっていう風に頑張りたい」。この日のゴールで一つ自信をつけたMFは、準決勝でも強気の姿勢でゴールを目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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