プレミアの経験を経て成長。旭川実のDFリーダー、CB渡邊航生が攻守で勝利に貢献:北海道
ゲキサカ / 2024年10月29日 15時18分
[10.27 選手権北海道予選準決勝 旭川実 3-1 北海高 札幌サッカーアミューズメントパーク]
左サイドバックを務めていた昨年は、プレミアリーグEASTでも高さや力強い攻め上がりを見せるなど存在感のある動き。今年、DF渡邊航生(3年=ASC北海道U-15)はセンターバック(CB)として旭川実高の守りの要を担っている。
この日は北海高のFW岡野琉之介(3年)、FW増谷拓海(2年)の強力2トップと対峙。「今日は相手の11番(増谷)が競り合い強くて、10番(岡野)が結構裏に流れてきて、縦どんどん仕掛けてコーナーとかロングスローとか狙ってくるタイプだったんで、自分はそこに対して入れ替わっていかれるよりはしっかり対応して、奪い切ったら逆にカウンターのチャンスになると思った」と振り返る。
硬さもあったという前半は岡野に前進を許してしまっていたが、「キックフェイントとか切り返しとかが多い選手っていうのは途中ちょっと分かってきた」ことで落ち着いて対応。個で行き切る力を見せていた相手エースを止め切るなど、渡邊は特に後半、空中戦の強さも含めて存在感のある動きを見せていた。
後半18分には自陣で相手選手との1対1を止め切り、そこから大きく持ち上がってサイドチェンジ。このプレーがFW清水彪雅(3年)のPK獲得と同点ゴールに繋がった。また、後半30分の決勝点は渡邊のロングスローから始まった攻撃によって生まれたモノ。関東大学1部の強豪大学へ進む予定の注目DFは、攻守両面で活躍した。
昨年、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグの戦いで成長した一人だ。1対1の対応は当初苦手だったというが、「去年、年代別の代表の選手とかと色々対戦したりとかして、凄い止めれる部分とか奪い切れる部分とか多くあったんで、そこに関しては自分も凄い自信持って長所って言えるようになりました」。その経験を活かし、今年は自覚を持ってチームを引っ張っている。
昨冬、チームメートの清水とMF澁谷陽(3年)がU-17日本高校選抜候補合宿に参加。「ちょっと悔しい思いをした」と明かすDFは、今年、そのチャンスを掴み取る意気込みだ。そのためにも全国大会出場はマスト。「実業はここ5年選手権に行けていないんで、自分たちの代で次こそは行って、全国の舞台でもしっかり活躍してアピールできたらなって思っています」。ヘディングや前に出る強さ、ビルドアップも武器に11月2日の決勝、全国大会でも旭川実の勝利に貢献する。
(取材・文 吉田太郎)
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