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Jリーグ過去最多集客!! J1クラブ増で過密日程発生も「メリットのほうが極めて大きい」と語る理由

ゲキサカ / 2024年10月29日 19時51分

Jリーグ過去最多集客!! J1クラブ増で過密日程発生も「メリットのほうが極めて大きい」と語る理由

 Jリーグは29日、理事会後に記者会見を開き、今季のJ1・J2・J3リーグ戦の合計入場者数が「1100万人台中盤〜後半」に達する見込みを明かした。

 全リーグ戦の約91%を消化した今月時点での合計入場者数はすでに1061万3097人を数え、2019年の1039万7482人を上回る過去最多を更新。19年からはクラブ数が58から60に増加し、試合数も1074試合から1140試合に増えている一方、1試合あたりの平均入場者数も19年比105%(1万215人)と増加を見せており、歴史的な活況を誇っているといえる。

 またJ1・J2・J3リーグ戦に加え、FUJIFILM SUPER CUP、J1・J2昇格プレーオフ、ルヴァン杯などを合わせた公式戦の合計入場者数は「1200万人超」に達する見込みだという。

 野々村芳和チェアマンは記者会見で「Jリーグをどう多くの人に届けていって、一緒に魅力的なものとして育てていけるかが大事。その循環がうまく回り始めている証拠でもあると思う」と手応えを述べつつ、シーズン終盤に向けて「より多くの仲間をここで作っていけるように、広げていけるようにリーグもクラブも上手く進められたらと思っている」と力を込めた。

 Jリーグによると、入場者数の好調につながっている要因は以下の6点だ。

①J1クラブを18クラブから20クラブに変更。J2昇格プレーオフの導入などのレギュレーション変更。
②テレビ露出(ローカル露出は前年比約150%増)を始めとするメディア露出増加。
③国立競技場でのリーグ戦開催(THE国立DAY)を8試合から13試合に拡大。1試合平均入場者数は5.1万人。
④各ローカルクラブで注力試合を設定。清水の国立開催で5万6000人、大分で2万8000人とJ2で顕著な実績。
⑤新スタジアム効果。広島が前年比1.6倍、金沢が前年比1.3倍。長崎も開場後の2試合でほぼ満員を記録。
⑥デジタル投資を強化。デジタル広告出稿、JリーグIDユーザー向けの来場施策、外部IPコラボ施策、新規ユーザー向けのコンテンツ制作に注力。

 なかでも大きな成果を挙げているのはJ1クラブの増加だ。昨季まではJ1が18クラブ、J2が22クラブ、J3が20クラブだったが、今季からは全カテゴリを20クラブに変更。観客数の6割超を占めるJ1リーグ戦の合計試合数を306試合から380試合に大きく伸ばした。

 その結果、今季のJ1合計入場者数は過去最多の634万9681人を記録した19年比107%の680万9182人を記録。1試合平均入場者は2万751人を記録した19年比97%の2万86人にとどまっていることからも、試合数増加の影響が大きく出ているといえる。

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