トッテナムがマンチェスター・Cを振り切ってカラバオ杯準々決勝進出

[10.30 カラバオ杯4回戦 トッテナム 2-1 マンチェスター・C]

　カラバオカップは30日、各地で4回戦を開催した。トッテナムはマンチェスター・シティに2-1で勝利し、準々決勝進出を決めた。

　MF坂元達裕所属のコベントリー(2部)を2-1で破って3回戦を突破したトッテナムと、ワトフォード(2部)を2-1で下して4回戦進出を決めたマンチェスター・Cの一戦。試合は立ち上がりにスコアが動いた。

　トッテナムは前半5分、最終ラインから繋いで前進を図ると、3本の縦パスで右サイドを攻略。スペースに抜け出したDFデヤン・クルゼフスキが持ち上がってゴール前にグラウンダーのボールを通すと、逆サイドから走り込んでいたFWティモ・ベルナーが豪快に突き刺した。

　先制に成功したトッテナムだが前半11分にアクシデント。左サイドから攻撃を受けると、FWサビーニョの突破に対してDFミッキー・ファン・デ・フェンが並走した際に右足のもも裏を痛めた様子で座り込む。メディカルスタッフが入って確認したが、プレー続行不可能となり、DFデスティニー・ウドジェとの交代でピッチを後にした。

　1点リードのトッテナムは前半25分、右サイドでコーナーキックを得ると、ショートパスで変化を加える。キッカーのMFデヤン・クルゼフスキ、ベルナー、再びクルゼフスキと繋いでペナルティエリア手前に通すと、最後はMFパペ・マタル・サーが右足でゴール右に決めた。

　2点を追うマンチェスター・Cは前半アディショナルタイム4分、右サイドから攻撃を仕掛けると、サビーニョがドリブルで持ち込んで右足でクロス。ファーサイドのMFマテウス・ヌネスが抑えるように決めて1点差に詰め寄った。

　1点リードで前半を折り返したトッテナムは後半の立ち上がりにチャンスが訪れた。同6分にはカウンターからベルナーが決定機を迎えたが、シュートは枠の外。同10分のクルゼフスキの好機はGKシュテファン・オルテガに阻まれた。

　交代枠を使いながら反撃を試みるマンチェスター・C。後半43分には左サイドのコーナーキックからゴール前が混戦状態となり、MFニコ・オライリーに絶好のチャンスが到来するも、右足のシュートはラインぎりぎりのところでMFイブ・ビスマにブロックされた。

　試合は2-1のままタイムアップ。トッテナムがマンチェスター・Cを下して4回戦を突破した。
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