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「下からでもここまで来れる」2年前は5部にいた新潟FW長倉幹樹が迎えるルヴァン杯決勝

ゲキサカ / 2024年11月1日 15時57分

「下からでもここまで来れる」2年前は5部にいた新潟FW長倉幹樹が迎えるルヴァン杯決勝

 想像もしていなかった姿というのが、偽らざる本音だろう。22年8月まで5部の関東社会人リーグを戦う東京ユナイテッドFCでプレーしていたFW長倉幹樹が、超満員で埋め尽くされた国立競技場で行うタイトルマッチに立とうとしている。

 浦和ユースから順天堂大に進学。アマチュアの強豪チームで結果を残してきた長倉だが、卒業後にJクラブから声がかかることはなかった。しかし関東社会人リーグ1部で開幕から結果を残すと、浦和ユース時代の恩師である大槻毅氏が監督を務めていたザスパクサツ群馬(ザスパ群馬)から声がかかり、大卒同期と半年遅れでJリーガーとしてのキャリアを始めることになった。

 ただそこから同期をごぼう抜きするかのような活躍をみせる。群馬で順調に試合出場を重ねると、翌23年夏に新潟に完全移籍。同年シーズンの最終節でJ1初ゴールを決めると、今季はここまでJ1で27試合に出場して5得点、ルヴァン杯では8試合で6得点を決めて、チームの主力として活躍している。

 2日に行うルヴァン杯決勝に向け、決戦の地である国立競技場で前日練習を終えた長倉も、「下からでもここまで来れるという証明にはなってる。優勝すればさらに証明できる」と自身のキャリアを重ねて、プロ初タイトルへ向けた意気込みを語っていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●ルヴァン杯2024特集

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