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“勝てばJ1昇格”は3戦お預け…最終節に懸ける横浜FC・四方田監督「まだ自力で決められるチャンスがつながっている」

ゲキサカ / 2024年11月3日 18時14分

ホーム最終戦を白星で飾れなかった四方田修平監督

[11.3 J2第37節 横浜FC 0-0 栃木 ニッパツ]

 直近3試合で勝てばJ1自動昇格だったが、いずれも叶うことはなかった。2連敗の横浜FCは今節もスコアレスドローで3試合未勝利。ホーム最終戦を終えた四方田修平監督は試合後の会見で「結果として今日も昇格を自分たちの力で掴み取れなかった。みんな悔しい思いでいっぱい。サポーターの皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです」と語った。

 前々節から続く“勝てばJ1自動昇格”。しかし、その前々節・ベガルタ仙台戦で0-3と敗戦を喫すると、前節・ファジアーノ岡山戦も1-4と今季最多失点で今季初連敗。ホームで勝利を掴み取りたかったが、今節はスコアレスドローに終わり、試合後にはゴール裏のサポーターからブーイングも飛んだ。

 直近2試合で複数失点が続いていた。それゆえに失点はゼロに抑えた収穫もある。「複数失点してしまった課題に対して、みんながしっかり向き合って失点もゼロに抑えた」。その一方で、攻撃面は不発。指揮官は「エネルギーを出してチャンスを作ったが決め切れず、というところは残念」と肩を落としながら「サッカーのなかで起こりうること、そこは受け入れるしかない」と前を向いた。

 J2リーグは最終節の残すのみ。2位・横浜FCはアウェーでレノファ山口FCと対戦する。自動昇格圏の2位を保持したいが、他会場で勝利した3位V・ファーレン長崎との勝ち点差は「3」。得失点差はわずか「1」になり、長崎の射程距離に入ってしまった。

 四方田監督は「最終戦、まだ自力で決められるチャンスがつながっている」と強調。引き分け以上で自力昇格が決まるが、「そこは当然頭に置きながら、やはり攻める姿勢、積極性がないと何も手にできない。選手には思い切ったプレー、自信を持ったプレー、ミスしても周りがカバーできること、思い切ってやろうというところを大事にしたい」とあくまで勝利のみを求めるつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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