後半3発で勝負を決めた広島国際学院!! 前回王者は「挑戦者」として決勝の舞台へ…広島翔洋は敗戦も歴史を塗り替える:広島
ゲキサカ / 2024年11月3日 18時45分
[11.3 高校選手権広島県予選準決勝 広島国際学院高 3-0 広島翔洋高 サンフレッチェビレッジ広島第一球技場]
第103回全国高校サッカー選手権広島県予選準決勝が11月3日に行われ、第2試合では広島国際学院高と広島翔洋高が対戦。広島国際学院が3-0で勝ち、10日の決勝に駒を進めた。
立ち上がりの前半6分(40分ハーフ)、広島翔洋は右サイドのスペースに抜け出したFW丸本空秀(3年)が右足で狙ったが、わずかに左に外れる。その後はお互いに決定機が生まれず、攻め込んでも守備網にはね返される時間が長く続いた。
広島国際学院は33分、ロングスローのこぼれ球がエリア内に落ち、DF田中柊宇(3年)が至近距離から左足で狙ったが、ゴール左に外れる。前半の両チームのシュートは、この1本ずつに終わり、攻撃の決め手を欠いてハーフタイムを迎えた。
だが後半は、開始直後にMF喜々津夢斗(3年)が送ったセンタリングをMF立木智徹(3年)が右足で合わせ、惜しいシュートを放った広島国際学院が意欲的に攻め込む。8分には右からのパスを田中が右足で狙ったが、惜しくも右に外れた。
押され気味だった広島翔洋は12分、ロングパスに反応したFW森澤怜王(3年)が右に流れながらダイレクトで右足シュート。ゴール左下スミを捉えて決まったかと思われたが、広島国際学院GK加藤翔正(3年)が素晴らしい反応で防ぎ、ゴールを割らせない。
その直後、14分だった。広島国際学院は左サイドから抜け出したFW上光碧(3年)のパスを、喜々津が詰めてきたGKより先に触って右足で狙うも、右ポストに当たる。だがセカンドチャンスで攻め込むと、FW村上颯大(2年)が右足ボレー。枠を捉えなかったがエリア内中央に飛んだボールを、立木が左足ボレーでゴール右に蹴り込んだ。
広島翔洋は反撃に転じるもシュートを打てず、逆に攻撃に勢いが出た広島国際学院のシュートが増えていく。31分にはロングスローのこぼれ球を途中出場のDF真壁幹太(3年)が右足で決めてリードを広げた。
さらに39分には左からのセンタリングのこぼれ球を、途中出場のFW中石圭亮(3年)が蹴り込んで3点目。守備も最後まで崩れることなく、完封勝利で決勝進出を決めた。
準々決勝でインターハイ(全国高校総体)予選準優勝の広島皆実高を下した広島翔洋だが、決勝進出は果たせず。過去の県ベスト4は新人戦のみで、全国大会につながるインターハイ予選と選手権予選では初のベスト4だったが、壁を越えることはできなかった。
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