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[MOM4888]四日市工GK橋本幸汰(3年)_指揮官&仲間から絶大な信頼を寄せられる守護神、2週連続でPK戦勝利の立役者に!!

ゲキサカ / 2024年11月3日 19時36分

四日市工高GK橋本幸汰(3年)

[11.2 選手権三重県予選準決勝 三重高 2-2(PK4-5) 四日市工高 LA・PITA東員スタジアム]

 1週間前の準々決勝、宇治山田商戦は2点先取しながらも追い付かれてPK戦での勝利。準決勝でも苦しい試合展開を強いられた四日市工高だが、再び粘り強くPK戦に持ち込んで白星を引き寄せた。2週連続でのPK勝利の立役者となったのは頼れる守護神のGK橋本幸汰(3年)だ。

「橋本は当たると凄く止めるキーパー。PK戦は彼がいるから、僕らも安心して蹴れる絶対的な安心感がある」。主将のMF伊藤和史(3年)の言葉通り、チームメイトからの信頼も絶大だが、準々決勝は体調不良によって練習ができず、試合に間に合うかどうか分からない状態だったという。それでも指揮官の信頼は揺らがない。「試合に間に合いさえすれば、練習なしでもお前を使う」。そう伝えられた橋本は金曜日に行なった前日練習のみで、コンディションを調整。PK戦では読みを的中させ、2本のキックを止めて勝利を引き寄せた。

 準決勝では試合中の活躍も目を惹いた。試合前から降っていた雨の影響でピッチがぬかるみ、GKとしての対応は難しい状況だった。フィールドの選手も裏への対応が難しいため、背後へのボールは橋本が前に飛び出して処理。加えて、「しっかりボールを見て、対処しようと意識していました」と話すように最後までボールから目を切らさず冷静に対処していく。ハイライトの一つ目は後半31分の場面。スルーパスから三重高のFW水野愛斗(2年)が抜け出したが、落ち着いて距離を詰めてシュートを防いだ。

 2-2で迎えたPK戦で橋本は再び輝いた。準々決勝でもPK戦を経験しているため、動く方向は相手にバレている。そのため、「先週のPK戦は全部(横に)跳んでいたので研究されているはずなので、1本か2本は止まって対処しようと思っていた」と、どこかで相手に読まれていることを逆手に取った動きをしようとしていたという。

 そのチャンスが訪れたのは相手4人目。「助走の入り方が凄く勢い良かったので、正面に強いボールが来るのかなと思って止まっていた」と中央に構えたままキックに挑むと、読み通り正面にボールが飛んできた。5人目のキッカーには決められたが、右に跳んでコースは的中。迎えた6人目は左に跳んで、今度はきっちりとシュートセーブに成功し、2-2(PK5-4)というスコアで白星を手にした。

 橋本は希望する企業に就職するため、四日市工に進学。卒業後は自動車関連の企業に就職するため、本格的にサッカーに取り組むのは高校が最後になる可能性が高いという。サッカー人生を更に伸ばせるかは自らのプレーにかかっていると言っても過言ではない。「次の大一番で勝って、山崎(崇史)監督を男にしたい。小学校からサッカーをやってきて、親にもたくさん支援してもらった。最後に良いところを見せて全国に行きたいと思います」。そう意気込む守護神は三度主役級の活躍をしてくれるだろう。

(取材・文 森田将義)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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