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[MOM4893]東北学院MF嶺岸颯人(3年)_「チームに迷惑をかけた」…準々決勝&準決勝欠場の悔しさバネに1G1Aの活躍で頂点に導く!!

ゲキサカ / 2024年11月3日 23時18分

東北学院高MF嶺岸颯人(3年)は1得点1アシストの活躍

[11.3 選手権宮城県予選決勝 東北学院高 2-1 仙台育英高 ユアテックスタジアム仙台]

 先制点のFW岡元龍太(3年)のゴールをアシストし、決勝点となるゴールを決め、1ゴール1アシストの活躍を見せた東北学院高MF嶺岸颯人(3年)。開始1分からシュートを放つなど、とにかくゴールに向かって貪欲だった。

 橋本俊一監督は「先週体調を崩して、準々決勝と準決勝に出られなかったので、仙台育英に知られていませんでした。あのくらいやるのは普通で、育英さんは対応できていませんでした」と起用の意図とそれが当たったことを語った。

 嶺岸も「自分は準々決勝と準決勝と体調不良で出られなくてチームにいろいろ迷惑をかけました。決勝こそはという気持ちで出たので、勢いが出たのかなと思います」と並々ならぬ思いで試合に入った。「最初の10分で勢い付けて強度を上げていく、とキャプテンのDF阿部幹大(3年)も試合前のミーティングで言っていたので、チーム全体として立ち上がりは意識していきました」と立ち上がりからエンジン全開だった。

 先制ゴールのアシストの場面は「その前のドリブルでミスをしてしまったので、自分がもう1回チャンスをつくらないと」とミスを挽回しようと思い切って仕掛けて上げたクロスがゴールにつながった。そして決勝点の場面も「絶対2点目を取るという気持ちだった」と貪欲にゴールに絡み続けることを目指した結果が実を結んだ。

 選手権に向けては「チームとして一つでも多く勝ち残って優勝を目指していきたいです。それに向けて、日々の練習の強度を上げて基準を上げたいですし、個人的にはこの試合は全ては満足できません。自分の特長を生かしたドリブルにもっと磨きをかけて全国に通用する選手になれるように日々精進したいと思います」と意気込みを語った。全国大会でもアグレッシブに左サイドを駆け上がり、ゴールやアシストを目指す。

(取材・文 小林健志)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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