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[MOM4897]流通経済大柏DF佐藤夢真(3年)_前期はBが主戦場も「無理してでもいい顔して」チームを牽引。這い上がってきた主将が決勝ヘッド!

ゲキサカ / 2024年11月4日 11時18分

1-1の前半36分、流通経済大柏高CB佐藤夢真(3年=FC多摩ジュニアユース出身)が決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 選手権千葉県予選準決勝 八千代高 1-3流通経済大柏高 柏の葉]

 這い上がってきた主将が、決勝ゴールを決めた。1-1の前半36分、流通経済大柏高は左SB宮里晄太朗(3年)の右CKをニアのCB佐藤夢真(3年=FC多摩ジュニアユース出身)が頭で合わせて勝ち越し。先制しながらも追いつかれる嫌な流れを、3年生CBが断ち切った。

 前日のセットプレー練習でゴールを決めており、予感もあったという。「(潰れ役になりながら、)いいボールが来たら自分が触ってゴールできればいいなっていう風に思ってたんですけど、実際にいいボール来たので、合わせるっていう感じで入って良かったです」とヒーローは振り返る。

 榎本雅大監督が「2点目取れた時間帯が凄く彼らの後押しすることになったと思います」と評した1点。佐藤も「(追いつかれて)沈んじゃいけないよっていう風にはみんな言ってたんですけど、実際メンタルは沈んでいたと思う。そこで決めれて、またチームを勢いづけることができたので良かったなって思います」と微笑んだ。
 
 その佐藤は後方から声を発し、球際の守備でも奮闘中だ。「CBとしてはやっぱちっちゃいんで、上では勝てないんで、やっぱ下は絶対勝たなきゃいけないっていうところと、駆け引きとポジショニングのところはエノさん(榎本監督)からも言われてるんで、そこは意識してやっています」。前半半ばに同点ゴールを許したものの、立て直し、八千代高をシュート3本に封じて勝利した。

 佐藤は1年時から学年リーダーを務め、今年はCB奈須琉世(3年)と2人で主将としてチームを引っ張っている。だが、今季の開幕は流経大柏Bのメンバーとしてプリンスリーグ関東2部で迎えた。
 
 前期は流経大柏Bの主将を務め、プリンスリーグ関東2部の9試合中8試合で先発フル出場。流経大柏Bはなかなか結果が出なかった一方、AチームはプレミアリーグEASTで無敗首位の快進撃を見せていた。流経大柏は普段、プレミアリーグのメンバーとプリンスリーグのメンバーが一緒にトレーニング。当時、佐藤には「自分はプリンス勝ててない中で、でも自分が引っ張っていかないっていかなきゃいけないってなった時に、凄く悩んだことがあります」と明かす。

「でも、自分が弱い顔見せたら、一応キャプテンっていう立場なんで、やっぱ先頭に走ってる人がそういう顔してると、みんなもどうしたんだろうみたいになっちゃうと思うので、そこは無理してでもいい顔してみんなを引っ張る、そのキャプテンという仕事をやってきたつもりです」

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