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課題を修正した長崎総科大附が元Jリーガー率いる新鋭校を撃破!! 小嶺忠敏氏が最後にスカウトした世代が決勝の舞台へ:長崎

ゲキサカ / 2024年11月10日 11時48分

 選手権出場まであと1勝。王手をかけた長崎総科大附だが、今季は春先から苦戦。1月下旬の県新人戦では準決勝で国見に1-2で敗戦。九州大会出場を逃すと、6月のインターハイ予選でも決勝で国見に0-1で敗れた。だが、チームはプリンスリーグ九州1部で揉まれ、タフに戦える集団に変貌。「リーグ戦は大きい。毎週のように緊張感がある」と指揮官が話した通り、ハイレベルな戦いの中で研鑽を積んだ。

 確かな成長を見せるチームだが、今年の3年生は22年1月に亡くなった小嶺忠敏前監督が生前最後にスカウトした世代でもある。小嶺氏が逝去する1か月半前に練習へ参加したGKのアルナウドは当時の所属クラブでは控えに甘んじていたが、ウォーミングアップで「あいつ、いいねぇ」と興味を示されたプレーヤー。他にも「小嶺先生のもとでサッカーがしたい」という想いで入学した選手は多い。

 一緒にサッカーをすることは叶わなかったが、着実に小嶺イズムは引き継がれている。最後の冬に笑うべく、小嶺氏が最後に関わった世代が2年連続の選手権出場を果たせるか注目だ。

(取材・文 松尾祐希) 
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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