[MOM4904]生駒GK石丸裕基(3年)_全国王手に弾みつけるクリーンシート、県決勝に導いた最後方からの“鼓舞”
ゲキサカ / 2024年11月5日 12時26分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 選手権奈良県予選準決勝 生駒高 4-0法隆寺国際高 橿原公苑陸上競技場]
準決勝を失点なく勝ち上がった生駒高。初戦と準々決勝ではそれぞれ1失点ずつしてきていたことを受け、古田泰士監督はこの試合を無失点で終えた選手たちを讃えた。
その無失点には、共同キャプテンを務めるCB久保田蒼大(3年)とGK石丸裕基(3年)の後方からのコーチングによる支えも大きかったと感じていると話した古田監督。「特にメンタルのところでは、石丸」と名前を挙げ、「コーチングをよくしてくれ、チームを鼓舞してくれる」選手であると評価していた。
後半には危ういシーンを周囲の選手にカバーしてもらって「本当にありがたいです」というシーンもあったが、ハイボールも落ち着いて処理し、後方から「守備の連動がうまくいっていなかったので」終始フィールドの選手に声をかけ続けていた。
準決勝では、「もっとGKが何もしないことが一番いいと思う。声を出して、DFの選手にやってもらうとかできる方がいい」と感じたという。決勝戦に向けては、「できるだけそれをやることと、常に落ち着いて、止められるボールをキャッチするという基本的なこと」を大事にしたいと語っていた。
古田監督も評価している左足でのパントキックには、本人も自信がある。「セットプレーからキャッチしたときには、カウンターを仕掛けられる」ことは強みだ。決勝戦ではゴールを堅く守ることはもちろんのこと、攻撃の起点としても活躍したい。
(取材・文 前田カオリ)
●第103回全国高校サッカー選手権特集
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