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先発復帰のFW川上哲平主将が桐光学園相手に2発!横浜創英を初の決勝へ導く

ゲキサカ / 2024年11月5日 13時17分

前半33分、横浜創英高FW川上哲平主将(3年=横浜F・マリノスジュニアユース追浜出身、11番)が先制ゴール

[11.3 選手権神奈川県予選準決勝 桐光学園高 0-2 横浜創英高 ニッパツ]

 先発復帰の主将が大一番で2ゴール。チームを初の決勝へ導いた。前半33分、横浜創英高はMF岡村琉生(3年)のインターセプトからFW川上哲平主将(3年=横浜F・マリノスジュニアユース追浜出身)が右足シュート。これは右ポストを叩いたが、その後の混戦からこぼれ球を左足でゴールへ蹴り込んだ。

「シュート打った後も足を止めないっていうことはFWとして意識してるので、それがしっかりと準決勝という舞台で点に繋がって良かったと思っています」と川上。その主将はその2分後にもクロスバーを叩いたクロスのこぼれにオフサイドギリギリで反応し、頭で2点目をもたらした。

 技術力と判断力の高い選手が並ぶ横浜創英の中で川上は異質の存在。宮澤崇史監督は「彼の持ち味っていうのは、ほんとにペナルティエリア内での泥臭いボールへの反応。2点とも彼のその泥臭さというか、体張るというか、反応スピードというか、一瞬の気持ちでこうボールに突っ込めるというか。本当に今少なくなってきているタイプの選手」と説明する。

 その川上が、「ゴール前のところで嗅覚っていうところだったりとか、やっぱりゴールを泥臭く決めるのは意識してるので、それもまた形になって良かった」と喜ぶ一撃によって、リードは2点となった。

 川上はこの日、味方との連係で攻撃を好転させ、ゴール前へ飛び出す動きや献身的な守備でも健闘した。そしてフル出場し、過去2年連続で敗れていた桐光学園にリベンジ。「1年生からトップチームで出してもらっていて、スタメンで1年生も、2年生も出ていて、そんな中で桐光に負けていたので、今年、自分の代でキャプテンということで、今日はほんとに誰よりも気持ちが入っちゃったんですけど、でもそれがちゃんと得点という形になって、ほんとに良かったと思っています」と微笑んだ。

 8月に競り合いで大腿部を負傷し、約2か月の離脱。1か月前に練習復帰し、今大会は途中出場が続いていた。チームは川上が不在だった9月の座間高戦で4-3と辛勝。繋いでくれたチームメートのためにもという思いは強い。「復帰したからには自分の得点でもっともっとみんなとサッカーをしたいなっていう強い思いでプレーしていました」という主将はその言葉通り、横浜隼人高戦、相模原弥栄高戦に続いて桐光学園高戦でも貴重なゴールを決めた

 自身の性格について、「やっぱりやるべきことはしっかりとやって、コツコツとやっていく性格かなと思っています」と自己分析。そのマジメな主将が先頭に立って、意識の高い学年の選手たちを引っ張っている。決勝の相手はインターハイ予選で敗れている東海大相模高に決定。「しっかりとリベンジを果たせるように、しっかりと準備していきたい」。準備を重ねて決勝も主将が決めて、勝つ。

(取材・文 吉田太郎)

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