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南葛SC、37歳MF楠神順平ら元Jリーガーを含む4選手の引退を発表「後悔はないと思えるようなサッカー人生」

ゲキサカ / 2024年11月5日 14時53分

MF楠神順平が今季限りで現役引退

 南葛SC(関東リーグ1部)は5日、MF楠神順平(37)が今季限りで現役を引退することを発表した。

 楠神は高校時代に“セクシーフットボール”と称された野洲高の一員として、滋賀県勢初の全国高校サッカー選手権大会優勝に貢献。卒業後に同志社大へ進学すると、在学中に特別指定選手として川崎フロンターレに所属し、2010年に正式加入した。

 その後、セレッソ大阪、サガン鳥栖、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)、清水エスパルス、モンテディオ山形でもプレーし、2020年に南葛SCへ。今季は関東リーグ1部で9試合に出場し、1ゴールを挙げている。

 また、クラブは同日、ガンバ大阪などで活躍したDF下平匠(36)、元セレッソ大阪のMF秋山大地(30)、明治学院大出身のFW森山翔介(25)の現役引退も発表した。

 クラブは公式サイトで「これまでの温かいご支援、ご声援、誠にありがとうございました」とし、4選手からのメッセージを紹介している。

■楠神順平

今シーズンを持ちまして、サッカー選手を引退することを決意しました。

野球部のキャプテンで野球をやらせたかったであろう父親の気持ちとは裏腹に、私が幼稚園の時にJリーグが開幕し、三浦知良選手の虜になり、サッカーに夢中になっていきました。三浦知良選手の真似をしてずっとドリブル練習をしていたのを今でも覚えています。

小学校、中学校、高校、大学でサッカーを通じてかけがえのない友だちがたくさんできました。

川崎フロンターレでプロ生活をスタートし、セレッソ大阪、サガン鳥栖、ウエスタンシドニーワンダラーズ、清水エスパルス、モンテディオ山形と6チームでプロとしてサッカーすることの喜びや苦しみ、栄光や苦悩、本当に様々なことを経験させていただきました。すべてのチームでたくさんの思い出があり、心から尊敬できる人たちと一緒に仕事ができて、本当に幸せでした。

そして、南葛SCというポテンシャルを秘めたクラブで5年間、仕事をしながらサッカーをさせていただき、新たなチャレンジをしながらも刺激のある毎日を過ごせました。このクラブで引退することができて本当によかったです。

サッカーをしないことが日常になることがまだ想像できないですが、今はやりきった気持ちとちょっとの寂しさとが入り混じっています。ですが、後悔はないと思えるようなサッカー人生でした。
サッカーを通じて、出会ったすべての人に感謝したいです。本当にありがとうございました。

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