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[関東]残り2節の優勝争いから一歩後退も…筑波大MF角昂志郎は2連勝締めで吉報待つ「チャンスを逃さないように」

ゲキサカ / 2024年11月5日 15時53分

筑波大は諦めない

[11.2 関東大学L1部第20節 筑波大 1-1 国士舘大 筑波大学第一サッカー場]

 2位の筑波大は2日の国士舘大戦で1-1の引き分けに終わり、残り2節となった関東大学リーグで首位・明治大との勝ち点差が2に開いた。同点ゴールを決めたMF角昂志郎(4年=FC東京U-18/磐田内定)は「他力とか色々情報がありますけど、自分たちが勝つことでしか優勝は掴み取れない」と話し、全力を尽くして吉報を待つ姿勢を示した。

 明治大と同勝ち点での優勝争いを繰り広げる中、国士舘大戦は「いつも通りの筑波ではなかった」(角)と苦しんだ。前半に失点して0-1のビハインドでハーフタイムに突入。ただ実質的に指揮を執る戸田伊吹コーチ(4年=柏U-18)は相手のハードワークぶりや得点差から後半に優勢になることを見越して、大きな変更をせず「もう1回パワーを出して逆転するぞ」と選手を送り出した。角も「ネガティブになることはなかった」と振り返り、全員でギアを上げて後半に臨んだ。

 実際、後半の多くは筑波大がボールを持つ展開となった。迎えた後半9分、DF沖田空(4年=鹿島ユース/水戸内定)が右サイドでボールを受けてペナルティエリア内中央にスルーパス。走り込んだ角が右足裏で相手をいなすと、左足でゴールネットに突き刺した。相手がセルフジャッジ気味に足を止めていたこともあり、角は「自分たちのひたむきにやる姿勢が得点に繋がったと思うので、日々の積み重ねが得点に繋がってよかった」と手応えを示した。

 その後も筑波大が攻め込み続けたが、2点目は生まれずにタイムアップ。筑波大は今節がホーム最終戦で、4年生にとっては筑波大第一サッカー場で行う最後の試合だった。角は「4年間第一サッカー場で色々なものを経験して、すごく成長させてもらった場なので勝利で終わりたかったというのが4年生として強かった」と唇を噛んだ。

 今節の結果を受け、筑波大が2連覇を果たすためには他力の要素が出てしまった。それでも角は「勝つことだけを目指してやろう」と試合後のミーティングで確認したことを明かし、「やらなければいけないことをやり続けて優勝するチャンスを逃さないようにしたい」と強調。最終節は味の素フィールド西が丘で11時から筑波大が試合を行い、14時から明治大の試合が組まれているため、2連勝を果たせばライバルに大きなプレッシャーを与えられるはずだ。

 その上で2試合連続ゴールの角は「自分がゴールを決めることがチームにすごく良い影響を与えられると思う」と10番らしく力を込める。そして「リーグ優勝してインカレに臨むのか、優勝しないで臨むのかでメンタル的なところなど色々変わってくると思う」と悲願の日本一達成のためにもリーグ2連覇を熱望し、「まず自分自身が全力を出し切って後輩に背中で見せていくことが大事だと思う。トップチームだけでなく蹴球部全体で全力を出していきたい」と覚悟を述べた。

(取材・文 加藤直岐)
●第98回関東大学リーグ特集

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