あの敗戦を忘れたことは「1日もない」。市立船橋、U-18日本代表CB岡部タリクカナイ颯斗主将は国立に戻れず千葉準決勝で涙
ゲキサカ / 2024年11月6日 11時45分
「全部カバーするのが自分の仕事だと思うんで、自分の力不足かなと思います。(今日は)結構、自分でも止めれてるとは思っていましたけど、足もどんどんキツくなってきて。やっぱ10回あって9回止めても、やっぱその1回でやられたら、その9回止めたのは無駄になっちゃうと思うんで。何回来ても止めれるようになんなきゃいけないと思いました」と悔しがった。PKを得意とする岡部がPK戦に残っていれば、また結果が違ったかもしれない。だが、主将はピッチ外で仲間の敗戦を見ることになった。
岡部は昨年度の選手権で2試合に先発するなど4試合に出場。3回戦(対星稜高)で決勝ヘッドを決めるなど活躍したが、交代出場した準決勝(対青森山田高)では公式戦で初めてPKを失敗し、PK戦敗退を経験している。「もう負けた瞬間から選手権っていうものを忘れたことは1日もないし、常に何度も何度もイメージしてやってきたんで……今、なんか何も考えらんないです」。国立へ戻って勝つ、日本一になるという夢は千葉準決勝で潰えた。
今後、大学へ進学する岡部は、「やっぱり市船に入ってここまで成長させてもらったんで。去年の選手権は負けて悔しさを忘れなかったから、こうやって成長できたと思うんで、やっぱりこの悔しさ忘れずに、絶対にプロになって、日本代表でまた大きな舞台に帰ってこれるように頑張ります」と誓った。
後輩たちには、「やっぱ去年の3年生が温かいことを、『来年、頑張れ』って言ってもらったんで、1、2年生はみんなほんとに頑張って欲しいし、市船のために来年も頑張って欲しいんで、そこは応援しています」とエール。3年生たちはプレミアリーグEAST3試合を残している。降格圏の11位から「3年生が責任を持ってチームを引っ張って、プレミア残留は必ずさせて、1、2年生に来年もプレミアの舞台を残せるようにしていきたいです」と岡部。必ず残留を勝ち取り、使命を果たして卒業する。
(取材・文 吉田太郎)
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