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17位柏はエース細谷真大が先制も…16位新潟が後半ATに藤原奏哉のゴールで追いつき“6ポイントマッチ”はドロー決着

ゲキサカ / 2024年11月9日 16時59分

柏対新潟は1-1の引き分けに終わった

[11.9 J1第36節 柏 1-1 新潟 三協F柏]

 9日、各地でJ1第34節が行われ、三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソルとアルビレックス新潟が対戦。後半にFW細谷真大が先制するも、新潟は後半ATにDF藤原奏哉が同点弾。1-1のドローに終わった。

 前節・福岡に敗れ(●1-2)、3戦勝ちなし(1分2敗)の17位柏(勝ち点39)。福岡戦のスタメンからは1選手を入れ替え、DF犬飼智也に代わり、DF立田悠悟が2試合ぶりに先発に入った。

 アウェーの16位新潟(勝ち点40)は、2日のルヴァン杯決勝の先発から3選手をチェンジ。GK小島亨介、MFダニーロ・ゴメス、MF星雄次がスタメン入りとなった。[スタメン&布陣]

 勝ち点1差で迎えた、残留争いを演じる17位と16位による“6ポイントマッチ”。最初のチェンスは柏に訪れた。前半12分、左SBジエゴのクロスが右サイドに流れたところを右SB関根大輝がスライディングして残すと、PA内の細谷に預ける。細谷の落としからMF白井永地が右足で狙ったが、GK小島の好セーブに阻まれてしまう。

 新潟はボール支配率を高めて柏ゴールに迫るも、シュートチャンスをつくることができず。前半18分にはFW長谷川元希がミドルシュートを放ったが、枠をとらえることはできなかった。

 前半33分には再び柏に決定機。FKの流れからMF手塚康平のクロスにFW木下康介が飛び込む。飛び出していたGK小島より先に、木下がボールにさわったが、シュートはゴールマウスから外れてしまう。

 スコアレスで迎えた後半、最初のチャンス構築は新潟。6分、左サイドのパス交換から左サイドに抜けたMF谷口海斗がクロスを入れる。中央のFW小野裕二の落としから長谷川が右足でシュート。しかし、ボールはポスト右へと逸れてしまった。

 柏の反撃は後半11分、中盤でFWマテウス・サヴィオのパスを受けた関根が、そのままドリブルで持ち上がりミドルシュートを狙ったが、クロスバーを超えてしまう。

 先に交代策を講じたのは柏。16分、木下とMF小屋松知哉に代えて、MF熊澤和希とMF山田雄士を投入。それから5分後には新潟も交代のカードを切り、谷口と小野に代えて、FW長倉幹樹とMF小見洋太を送り込んだ。

 試合が動いたのは29分。MF手塚康平の左CKから細谷が高い打点のヘディングで合わせる。これがゴール右に吸い込まれ、ゴールネットを揺らした。

 43分には新潟にビッグチャンス。DF橋本健人のクロスのクリアボールがゴール中央の小見にわたると、ダイレクトで右足を振り抜く。ボレーシュートはゴールポストに跳ね返され、そのこぼれ球を星が狙ったがボールは大きく外れてしまう。

 柏リードのまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、新潟は藤原が起死回生の同点弾をあげる。  

 試合は1-1で劇的な幕切れ。勝ち点1を分け合い、ホームの柏は3試合ぶりの勝ち点を獲得。アウェーの新潟は2試合ぶりの勝ち点を手に入れた。

(取材・文 奥山典幸)
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