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[MOM4917]大津FW山下景司(3年)_プレミアWEST得点ランク1位、実力発揮でハットトリック

ゲキサカ / 2024年11月9日 22時17分

大津高FW山下景司(3年)は後半に3点目を決め、ハットトリックを達成

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.9 選手権熊本県予選準決勝 大津高 8-0 ルーテル学院高 水前寺]

 エースストライカーの面目躍如だった。大津高は、高校選手権の熊本県予選、準決勝でルーテル学院高に8-0で快勝。FW山下景司(3年)は、3得点のハットトリックを達成した。

 試合の立ち上がりに右サイドを破った仲間からのラストパスを押し込んだ場面は、オフサイドの判定でノーゴールとなったが、前半12分、相手の最終ラインにプレスをかけ、ボール奪取からGKとの1対1を決めて先制点をマーク。後半14分にはPKで追加点。最後は、後半19分に自ら最終ラインを突破し、左に流れてGKをかわし、逆サイドのポスト際にボールを流し込んでチームの4点目を奪った。

 山下は「(勝敗に大きく影響する)先制点も冷静に決めることができたし、GKとの1対1を2点決めれたのは、良かった。PKも落ち着いて決めることができた。でも、あと1、2点、決められる場面があったので(決勝戦に向けて)もっとこだわって、1週間、準備をしたい」とゴールショーを振り返った。

 後半21分に交代するまでの時間で、しっかりと役割を果たした。山城朋大監督は「本当に、点を取るためだけにサッカーをやっている選手。オフサイドで(幻の)1点目は取り消されてしまいましたけど、取り出すと止まらない。本当に心強い」と信頼を寄せる。

 山下は、点を取るのが好きでサッカーを始め、小学生の頃からFWでプレーし続けている、生粋のストライカーだ。「得点の欲と、チームに貢献するプレーのバランスは、まだまだ。今日も(不用意に)突っ込んでしまったり、仕掛けるべきではない場面で行ってしまってボールを奪われたりした。そのバランスの部分は、もっと成長できる」と課題も感じているが、今季は、首位を走るプレミアリーグWESTで17ゴールを挙げ、得点ランク首位を走っている。

 開幕戦で2得点を決めると、5月のサガン鳥栖U-18戦で4得点、帝京長岡高戦で2得点、6月の静岡学園高戦でハットトリックなど、山城監督の言葉を裏付けるように、1試合での複数得点も多く、ゴールを量産している。

 山下は「後期は(得点の)ペースが落ちているけど、前期は、チームの調子が良くて、思い描いていた以上に点が取れた」と話したが、リーグ戦での目標として掲げた20得点まで、あと3点。残り3試合で目標達成を狙える状況になっている。

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