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主軸不在の危機にも動じず…選手層の厚さを見せつけた矢板中央が5発快勝で決勝へ!!:栃木

ゲキサカ / 2024年11月9日 23時7分

 怪我人続出のピンチを跳ね除け、2大会連続となる選手権出場に王手をかけた。選手層を拡充できた要因の一つに、22年度からAチームとBチームの垣根を取っ払い、約40人の大所帯でトップチームの活動をしている点が挙げられる。Aチームはプリンスリーグ関東1部、Bチームは県リーグ1部を戦っているが、コンディションや調子によって選手をスムーズに入れ替えられるようになった。選手の状態を把握しやすくなったのはもちろん、チーム内での競争を後押しする材料にもなっており、そうした取り組みが選手の底上げに結び付いている。高橋健二監督は言う。

「プリンスリーグ、県リーグ1部で戦うなかで、40人を一つにして戦えている。競争力も上がり、切磋琢磨しながらやれていると感じます。また、プリンスリーグと県リーグ1部を戦えている経験値は大きいし、共通理解や意思疎通がスムーズになった。矢板中央が目指すサッカーをみんなで共有して、同じ目標に向かって戦えている点も大きい」

 実際に2点目を決めた山村はインターハイの本大会でもメンバー入りしていたが、プリンスリーグ関東1部では1試合しか出場していない。しかし、僅かな準備期間でもチームにアジャストし、身体を張った守りと得点力で準決勝の勝利に貢献した。

攻撃陣も充実しており、県リーグ1部でゴールを量産していたFW加藤神人(3年)が夏以降にレギュラーポジションを奪取。ベンチにも朴などが控え、誰がピッチに立ってもクオリティーが落ちないチームに仕上がった。

 14度目の選手権出場まであと1勝。主力の不在を感じさせない戦いを見せた“栃木の雄”に死角はない。

(取材・文 松尾祐希)
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