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新潟が左SBクロスから右SBで完結、後半ATに同点弾の藤原奏哉は表情崩さず「引き分けに終わってしまった」

ゲキサカ / 2024年11月10日 11時3分

新潟DF藤原奏哉は今季5ゴール目を記録

[11.9 J1第36節 柏 1-1 新潟 三協F柏]

 勝ち点1差で迎えた、17位柏レイソル(勝ち点39)と16位アルビレックス新潟(同40)による第36節。残留争いの渦中にある両チームによる“6ポイントマッチ”で、新潟は後半29分に柏に先制を許してしまう。

 試合は新潟が1点ビハインドのまま後半ATに突入、絶体絶命のチームの危機を救ったのは、DF藤原奏哉の一撃だった。この試合で再三好フィードを配給していたCBの稲村隼翔からMF奥村仁に縦パスが入ると、ボールはFW長谷川元希、MF星雄次へとつながり、星は大外で待っていた左SBの橋本健人へと展開。橋本は寄せに来た柏DFを切り返してかわすと、フリーの状態でファーサイドへクロス。MF小見洋太が頭で折り返すと、最後は藤原が浮き球をボレーシュートで叩き込んだ。

 新潟の得点のシーンで、柏はトップのFW垣田裕暉を残して全員がPAに戻っていたが、新潟が崩し切る形で得点を奪った。「相手はコンパクトに守ってくるチームなので、サイドを上手く使うことで最後中央のスペースが空いた」と藤原。クロスをあげた橋本も「狙っている場所は共有しているので、あとは自分が届けられるかどうかのところになってくると思う」というように、チームとして狙いを持ってつかんだ同点弾だった。

 2日に行われた名古屋とのルヴァン杯決勝でも、1-2の状況から後半ATに同点ゴールを決めていた新潟。延長戦に入って名古屋に勝ち越しを許して2-3とされても、再び追いつく粘り強さを見せた。最終的にはPK戦の末に涙をのんだが、新潟の戦いは感動をもって多くのサッカーファンに迎えられた。死闘から1週間、再びリーグ戦に身を置くことになったが、松橋力蔵監督は「目の前の敵がもう最強の敵なんだと。 決して名古屋が最強の敵だったというわけではなくて、レイソルさんが最強の敵だと今日は。そういう思いで、1戦1戦やってきている部分もあるので、そういう部分での表現はなかなかできていないところは、自分になんかいろいろと問いかけるものはある」と柏戦を振り返った。

 同点ゴールをあげた藤原は「僕個人としては、(ルヴァン杯決勝で)負けた瞬間からこの試合に切り替えていた」と述懐する。「いい試合はしたけど、結局、結果はつかめてない。それを今日表現するっていう試合が引き分けに終わってしまいました」と唇を噛んだ。

 第36節を終えて、18位磐田との勝ち点差は6に(磐田は1試合未消化)。新潟のラスト2節は、11月30日にホームでG大阪、12月8日にアウェーで浦和と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)
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