今年もやってきた“得意な季節”…山形がクラブ新9連勝→4位浮上でPO進出! 大敗の千葉は仙台にPO出場権を明け渡す
ゲキサカ / 2024年11月11日 14時10分
[11.10 J2第38節 山形 4-0 千葉 NDスタ]
J2最終節となる第38節が10日に開催され、5位モンテディオ山形はホームで6位ジェフユナイテッド千葉を4-0で下した。クラブ記録を更新する9連勝で4位に浮上し、J1昇格プレーオフ出場が決定。他会場で7位ベガルタ仙台が勝ったため、敗れた千葉はプレーオフ圏外の7位でシーズンを終えた。
今節を迎えた時点でプレーオフ出場権は残り2枠。5位の山形(勝ち点63)、6位の千葉(勝ち点61)、7位の仙台(勝ち点61)が争う構図となっていた。
千葉との直接対決に臨んだ山形は前半2分にスコアを動かす。右サイドからのロングスローは相手に阻まれるが、二次攻撃からペナルティエリア右脇のMF小西雄大がマイナスにパス。キープしたFWイサカ・ゼインの落としを攻め残っていたDF安部崇士が受けると、左足で巻いたシュートをゴール左に決め、加入後初得点を記録した。
前半24分には相手のロングパスを自陣の安部がダイレクトで蹴り返すと、裏へ抜け出したMF土居聖真がDF松田陸に倒され、PKを獲得する。松田はこのプレーで一発退場。同27分、PKキッカーのFWディサロ燦シルヴァーノが左足でゴール右に突き刺し、2戦連発となる今季8点目を挙げた。
山形の猛攻は止まらない。前半31分、自陣でボールを奪った土居がドリブルで攻め上がり、右のイサカを使う。イサカがペナルティエリア右にパスを送ると、インナーラップしたDF川井歩がシュート。ブロックされたボールを土居が右足で押し込み、今季5ゴール目で3-0とした。
さらに後半35分、左サイドのMF坂本亘基がFW高橋潤哉のパス交換でペナルティエリア左へ。右足のシュートでニアを破り、今季4得点目をマークした。そのまま4-0でタイムアップを迎えた山形がクラブ新記録の9連勝を達成。他会場で勝ち点1差の4位ファジアーノ岡山が引き分けたことで、順位を1つ上げてプレーオフ出場権を手にした。
昨季のホーム最終戦セレモニーで代表取締役社長の相田健太郎氏が「このような表現がいいのか分かりませんが、皆さんやってまいりました。我々が大好きなプレーオフです」と冗談交じりに語っていたように、山形はリーグ終盤の猛追でプレーオフに滑り込むシーズンが続いており、今季で3年連続の出場。ただ、プレーオフを制して昇格を果たしたのは2014年までさかのぼる。レギュラーシーズンの勢いを生かし、重い扉を今度こそこじ開けることができるか。
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