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鹿島学園は決勝で無念の選手権予選敗退…「若い選手が多いのでこれを糧に」プリンス1部残留、来年度へ

ゲキサカ / 2024年11月11日 13時17分

鹿島学園高は予選決勝で敗れた

[11.10 選手権茨城県予選 鹿島学園 0-2 明秀日立 カシマ]

 鹿島学園高は10日、全国高校サッカー選手権茨城県予選の決勝で明秀日立高に0-2で敗れた。夏の総体予選決勝で勝利した相手に屈し、2年ぶりの選手権出場とはならなかった。

 開始1分でクロスバー直撃のシュートもあった鹿島学園だが、前半6分にCKから失点。その後はチャンスを作るも明秀日立の堅い守備に阻まれると、後半12分に2失点目を喫した。鈴木雅人監督は「入りのセットプレーがすべてだった」と悔やみ、「サイドからの攻撃の形は出たとは思うんですけど、明秀日立さんの堅い守りというところは優勝への気持ちがすごく出ていた。それがこじ開けられなかった」と試合を振り返った。

 無念の敗戦となったが、今シーズンの戦いは続く。チームは残り2試合となったプリンスリーグ関東1部で現在7位と残留を争っている最中。指揮官は選手へ「これでサッカーは終わりじゃないのでまた切り替えて、プリンスリーグも頑張っていこう」と声をかけると、主将のMF濱口聖(3年=CLUB ATLETICO ALEGRE)も「自分たちに結果として残せるものは残留すること」と来季に繋がる戦いに意気込んだ。

 また、鹿島学園は決勝の登録メンバー20人のうち11人が1年生と2年生で、先発メンバーの中にも2年生が5人入っていた。鈴木監督は「若い選手が多いのでこれを糧にまた頑張っていきたい」と述べ、「時代もどんどん変わってサッカーもどんどん変わっていますし、リーグ戦と一発勝負の難しさもありますしアップデートしながら戦っていけたらなと思います」と来季のチーム作りを見据えた。

(取材・文 加藤直岐)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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