他のSBとの違いを示す。佐賀東の注目DF田中佑磨は持ち味で圧倒し、相手にとって嫌な選手に
ゲキサカ / 2024年11月11日 23時45分
[11.10 選手権佐賀県予選決勝 佐賀東高 3-1 龍谷高 駅前スタ]
他のサイドバック(SB)との違いを示す。佐賀東高の右SB田中佑磨主将(3年=サガン鳥栖U-15出身)はU-17日本高校選抜候補のDF。決勝では得意とする攻め上がりの回数は少なめだったが、ビルドアップの起点となり、コントロールされたミドルパスを同サイドや逆サイドの選手へ配球していた。
また、得意とする空中戦や対人守備で相手に競り勝ち、試合終盤にはゴールカバーして相手の決定的なシュートを止めるシーンもあった。だが、目指す姿には物足りない内容。「今日、結構不発だというか、攻撃行けなかったので。今のプロでも攻撃的なサイドバックが求められてるっていうところで、もっと攻撃参加だったり、ビルドアップで厚みを持たないと、守備は前提として、プラス攻撃で活躍できるようにしたいと思っています」と語った。
自分の持ち味としている部分では誰にも負けたくない。「守備は対人だったり、ヘディングだったり、自分が持ち味としているところは圧倒しつつも、攻撃の面で相手のサイドハーフに攻撃でも圧倒できるっていう。ビルドアップだったり、攻撃でポジショニングだったりでチームを勝たせられるっていう嫌な選手になりたいと思っています」と誓った。
1年時から強豪・佐賀東で先発を担い、2年連続でU-17日本高校選抜候補に選ばれた。人間性への評価も高いチームリーダーは、選手権で初の8強入りした1年前から、個人としてもスケールアップ。クロスをはじめ両足のキックの質や味方との距離感が向上し、プレーの幅が広がった。
選手権へ向け、自分に求めたいことについては、「走力の面で、タイミングの良いオーバーラップだったり、タイミングの良い攻撃参加とかで相手を置き去りにするっていう、そういった走るタイミングだったり、細かいところで言ったら抜け出すところ、1番外じゃなくて、インナーラップだったり、フォワードからも落としてもらえるぐらいの距離感で、幅広いところでもっとプレーしたいなとは思います」という。目標は前回大会の8強を超える4強以上。「自分たちのサッカー、(判断、ポジショニングを大事にした)佐賀東のサッカーでしっかり勝ちたい」と語る主将が、個人としても、チームとしてもインパクトを残す。
(取材・文 吉田太郎)
●第103回全国高校サッカー選手権特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
浦和Jrユースは4バック全員180cm超! 最長身の左SB瀬戸駿はU-15日本代表も経験「冨安選手みたいに」成長続ける
ゲキサカ / 2024年12月25日 18時56分
-
出場校チーム紹介:佐賀東高(佐賀)
ゲキサカ / 2024年12月23日 18時25分
-
強力FWがSB転向で持ち味発揮。京都橘DF増井那月は国立開幕戦で帝京を止めて、ゴールも
ゲキサカ / 2024年12月4日 23時42分
-
U-17高校選抜が夏からCBへ転向し、堅守を構築。京都橘DF宮地陸翔主将は「チームのために」をプレーで表現
ゲキサカ / 2024年12月4日 22時53分
-
選手権予選優勝を経て大きくなってきた滝川二の情熱の「炎」。攻守の要DF川上瑠已は鹿島DFのように「ゴールの部分でも活躍できるように」
ゲキサカ / 2024年12月3日 0時4分
ランキング
-
1大谷翔平が「凄いメンツの中に」 日本人が野球を代表…米放送局選出の8人が「レジェンド」
Full-Count / 2024年12月26日 14時17分
-
2甲斐拓也が“巨人カラーのネクタイ”で入団会見 決め手は「阿部監督ですね」、背番号は「10」を継承
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 14時10分
-
3真美子夫人も心配する「大谷翔平の左肩」の容態 整形外科医が回復への見通しを解説「本格的な投球再開まで2~3か月かかるのでは」
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 7時15分
-
4米スタンフォード大の佐々木麟太郎 妹・秋羽らと大谷翔平の父に近況報告「私たちの恩師」
スポニチアネックス / 2024年12月25日 22時54分
-
5大谷翔平が「日本開幕戦での二刀流復帰」にこだわる不思議…監督や球団幹部「難しい」と口揃えるのに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください