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前回負傷辞退も連続選出果たした20歳CB高井幸大、谷口不在で出番到来か「自分に矢印を向けてやりたい」

ゲキサカ / 2024年11月12日 0時10分

DF高井幸大(川崎F)

 悔しい招集辞退を経て、再び日本代表に帰ってきた。20歳のDF高井幸大(川崎F)は9月の初招集以降、北中米W杯アジア最終予選で3回連続のメンバー入り。10月シリーズでは活動直前の右内転筋肉離れで不参加に終わったが、11月シリーズの活動で再び返り咲きを果たし、代表定着へのチャンスを広げた。

 パリ五輪のU-23日本代表でCBの主軸を担い、9月シリーズのW杯最終予選・中国戦でA代表デビューを飾った高井は10月5日、代表合宿直前のJ1第33節・町田戦で負傷交代。招集辞退は悔しいものだったが、その時から次回の11月シリーズ参加が復帰への大きなモチベーションとなっていた。

「次の代表に入るために良い期間を過ごせたし、良い目標があったからこそうまく復帰できたと思う」。メンバー発表直前の今月1日の第35節・鹿島戦(●1-3)で公式復帰を果たし、森保一監督の大きな期待を感じさせる再選出。「もちろん選ばれたかったし、選ばれたからには全力でチームのために戦いたい」と力を込めた。

 今回の活動ではDF谷口彰悟(シントトロイデン)がアキレス腱断裂の大怪我のため不参加。ここまで3バックの中央でチームを支えてきた存在の長期離脱は日本代表にとって大きな痛手だが、こうしたアクシデントで出番を掴む選手の飛躍が代表チームの強化には欠かせない。

 高井自身も「こういったところでチャンスを掴めるかは自分次第。自分に矢印を向けてやりたい」と気合い十分。リハビリ期間は体幹トレーニングなどに力を入れ、連戦中にはできなかったフィジカル強化にも取り組んできたといい、最終予選での戦いにも「出ても問題ないと思うし、もちろんやれることはたくさんある。常にいい準備をしていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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