2年生FW一ノ瀬利穏が先制ヘッドも逆転負け。龍谷は切り替えてプリンス九州参入を目指す:佐賀
ゲキサカ / 2024年11月12日 0時52分
[11.10 選手権佐賀県予選決勝 佐賀東高 3-1 龍谷高 駅前スタ]
2年ぶりの優勝と夏冬連覇を目指した龍谷高は、準優勝に終わった。前半5分、敵陣での奪い返しからMF江原大翔(3年)が右クロス。これをFW一ノ瀬利穏(2年)が頭で合わせて先制した。
前半18分に同点に追いつかれるも、その3分後にMF中村太朗主将(3年)がインターセプトからドリブルでDF2人をかわして前進。そして放った右足ミドルが、DFに当たって右ポストを叩く。
だが、佐賀東高のビルドアップを警戒しすぎた面があったか、「奪いに行けない立ち位置を取っている。そこに勇気を持っていけなかった」と太田恵介監督はいう。守備面の修正についてはベンチから再三声が飛んでいたが、なかなか修正できず、前半33分に勝ち越しゴールを許してしまう。
さらに後半7分にミドルシュートを決められて1-3。その後、「行かないといけないとなったことでようやく(前から)プレスにいった」(太田監督)。先制点をもぎ取った立ち上がりのように前から行くことで相手に圧力をかけ、元Jリーガーの太田監督が「収まるようになって良くなった」と期待する一ノ瀬や中村、MF野口大翔(3年)が次々と仕掛けにチャンレンジした。
リスクを負って攻め、佐賀東を苦しめたが、最後まで2点目を奪うことができず、1-3で敗戦。選手権出場を果たすことはできなかった。だが、今年はインターハイ初出場を果たして佐賀県勢12年ぶりとなる1勝。また、夏の九州大会で準優勝を記録している。加えて、すでに県1部リーグで優勝。決勝翌日の11日、毎年開催されている県立盲学校の子供たちとブラインドサッカーを通じての交流会を実施した選手たちは、敗戦から切り替えてプリンスリーグ九州2部参入戦勝利を目指す。
チームリーダーのMF中村太朗主将が右足FKを狙う先制ヘッドを決めたほか、力強い動きを連発した2年生FW一ノ瀬利穏
(取材・文 吉田太郎)
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