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187cmで俊足、技術力にも自信アリ。唯一の中学3年生、FW高橋成海(広島ユース)がU-16日本代表候補合宿でインパクトを残す

ゲキサカ / 2024年11月14日 16時27分

阪南大高戦の前半34分、U-16日本代表候補FW高橋成海(広島ユース、中3)が右足でゴール

[11.13 練習試合 U-16日本代表候補 1-5阪南大高]

 登録187cm、76kg。メンバー唯一の中学生が、U-16日本代表候補合宿でインパクトを残した。FW高橋成海(広島ユース、中3)は阪南大高戦の前半30分から交代出場。すると、その4分にチーム唯一のゴールを挙げた。

 左サイドでMF樺山文代志(興國高)とともに相手ボールを奪うと、「ドリブルで1人で行こうかなと思ったんですけど、相手が2人いて、ちょうど(杉山)琥二郎(清水ユース)が間にいてくれて、ワンツー出してくれるかなと思って走ってたら、ほんとにいいボールが来て」抜け出し、最後は右足でGKの股間を抜くシュートを決めた。

 対戦した阪南大高はプリンスリーグ関西1部で優勝争いを演じ、9日に選手権大阪府予選優勝を決めている強豪校だ。その相手に鮮烈な一撃。また、廣山望監督が「アイツが入ってから落ち着きましたね」と評したように、高橋は最前線で攻撃の起点になった。フィールド最長身のサイズと、陸上競技経験者の両親から受け継がれた50m走6秒台前半のスピードだけでも十分に目立つが、加えて動きにぎこちなさがなく、足元の技術力にも自信を持っている。

「周りから『背だけ』って言われるのが腹立つし、嫌だったんで。コーチにそれを相談したら、コーチがしっかりトレーニングとかで教えてくれた」。徳島ジュニア時代から当時の恩師の協力でドリブル技術などを向上。「やっぱこのサイズで、身体だけじゃないっていう。足元の技術もちゃんとあるし、その落ち着いてプレーするところとか見て欲しいです」と力を込めた。

 後半はサイドハーフとしてプレー。ゴールから遠ざかり、2点目とはならなかったが、スケール感の大きさを披露した。「(今回の合宿の)練習の時はあんまりいいプレーとか、自分の思ったようなプレー出来てなかった。ちょっとやばいな、試合でやんないとって思って。(試合で)自分の強みとか、その足元のところとか出せて良かったなと思います」。同じ中学3年生では、DF長南開史(柏U-15)とDF熊田佳斗(大宮U15)がU-16日本代表としてU17アジアカップ予選(10月)に出場。高橋は同じ2009年生まれ世代の逸材に負けない可能性を秘めている。

「このU-16とか1個上の代表とか食い込んでいけるような選手になりたい。(長南)開史とか中1の時から仲良くて、置いていかれないように頑張っていくしかないです。マジ負けてらんないんで。しっかり自分もここでアピールできて良かった」と高橋。その大型FWは今年8月に徳島ジュニアユースから、県外のより厳しい環境を求めて広島ユースへ加入し、新天地で成長を目指してきた。

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