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予選5試合で32得点!! 「超攻撃型」にこだわった那覇西、宜野湾に4発快勝で4年ぶりの選手権出場!!

ゲキサカ / 2024年11月15日 13時32分

 危機を脱した那覇西はこの試合のテーマに掲げたサイド攻撃を繰り出すと、前半アディショナルタイム。右CKの場面でキッカーのDF宮里豪(2年)が蹴り出したボールのこぼれ球に反応した亀田がボレーシュート。跳ね返されるも、ペナルティーマーク付近で待ち構えていたMFチメズ・ビクター・チュクンマ(3年)が豪快にネットを揺らす。セットプレーでも力強さを発揮した那覇西が3点目を奪ったところで前半が終了した。

 前半の勢いのまま那覇西は後半2分にも好機到来。去年負った左膝前十字靭帯断裂を乗り越え、今年7月の全国インターハイで復帰した宮里がドリブルで左PAへ進入。ふわりとしたクロスをファーサイドの與古田がダイレクトで折り返し、最後はゴールエリア付近からMF屋比久愛都(3年)が沈めて4点目を奪った。宜野湾もボランチのMF島袋佑(3年)を起点に反撃ののろしをあげ、後半40+4分にDFラインの背後を取った比嘉がペナルティーアーク付近からのミドルシュートで1点を返したが、その1分後に試合終了の笛が鳴り響いた。

 果敢にボールを奪いに行く攻撃的守備が連動し、最後まで走り切る姿勢を貫けたのも「悔しい思いをしてきた先輩たちの分もみんなで背負ってきたから、チームとしてつながったと思う」と主将の上地。攻撃の軸を担った與古田も「チームの雰囲気が悪くなったときに自分の声で雰囲気を変えられるかが大事だと思っていた」と終始声がけを絶やさず、個性派が揃うがゆえに歪になりやすいチームを統率した。そして前傾姿勢を崩さず「勇気を持ってボールを握り続けたことに尽きる」と、安堵の表情を浮かべながら話した運天監督にとっても伝統校を指揮する責任と重圧を感じながら掴んだ栄冠となった。

 4年ぶりの檜舞台へ、直面した逆境を力に変えた那覇西が挑戦心を胸に帰って来る。

(取材・文 仲本兼進)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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