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GKのパスミス沈めた3点目は運だけにあらず…守田英正「後半から追い方を変えていた」

ゲキサカ / 2024年11月16日 1時57分

MF守田英正(スポルティング)

[11.15 W杯最終予選 日本 4-0 インドネシア ジャカルタ]

 日本代表が2-0とリードして迎えた後半の立ち上がりだった。MF守田英正(スポルティング)はインドネシアGKのミスキックによって目の前に転がってきたボールをすかさず拾うと、冷静に相手DFをかわして右足シュートを打った。慌てた相手守備陣はクリアミス。ボールは股下を通り抜けて
ゴールに吸い込まれた。

 この時点で日本は3-0。シュートが決まった瞬間は照れ笑いも浮かべた守田だったが、「運も大きかったけど、点を取れて良かった。個人としても(得点の)数字を狙っていきたいし、3点目で試合を決定するようなゴールになった。運があったとはいえ、しっかり得点できて良かった」。意義をしっかりと語った。

 運という言葉も出たが、必然性があったことについても言及した。

「相手のゴールキックや、GKがボールを持った時の追い方を後半から変えていた。僕が航くんと縦関係になって限定させて、1枚プラスで蹴らせるみたいなのを意識していた。僕が前にいて縦関係になっていたからこそだし、(小川)航基をはじめ、深く追ってくれた選手のおかげ。ただ単にたまたまボールが来て、というのではなく意図があって、配置があって、その中での(相手の)ミスだった」。チーム全体で持っていた狙いがハマっての得点だった。

 立ち上がりは相手の勢いに押されてミスも出た。「完璧ではなかったと思うが、(GK鈴木)彩艶がしっかりセーブして味方のミスをカバーした。失点しないことが重要だった試合だったと思うし、我慢した結果、(前半に)2ゴール取ることができた。点を取るのが試合を変える一番のきっかけになると思うので、試合の入りは良くなかったが、結果的に全員でカバーし合って戦えた試合で良かった」

 良くない流れを力づくで裏返しての勝利に胸を張った。

(取材・文 矢内由美子)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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