勝敗を分けた「ちょっとした差」。浜松開誠館は隙をなくして1年後のリベンジを目指す
ゲキサカ / 2024年11月17日 10時15分
[11.16 選手権静岡県予選決勝 静岡学園高 2-0 浜松開誠館高 エコパ]
2年ぶりの選手権を目指した浜松開誠館高は、細部の差で涙を呑んだ。ファーストプレーからFW安藤則斗(3年)がドリブルシュートを放つなど勢いのある入り。プレミアリーグ勢・静岡学園高の切り替えの速い攻守に慣れず、押し込まれる時間が増えていたものの、相手のシュートをしっかりブロックするなど決定打を打たせなかった。
だが、前半21分、相手の左クロスに対応したゲーム主将DF岩崎総汰(3年、23年U-17日本高校選抜候補)がしっかりとクリアできず、真上に上がったボールを相手FW乾皓洋(3年)に収められ、先制ゴールを決められた。
だが、1失点は想定内。その後、GK戸塚陸(3年)の好セーブや岩崎を中心としたDF陣のシュートブロックによって追加点を与えない。逆にトップ下のMF森下太陽(3年)がワンツーで中央からゴール前へ割って入るなど反撃。前半終了間際には、相手のミスからチャンスも迎えた。
ハーフタイムにはボールを繋いで攻めることを確認。相手との切り替え勝負で食い下がり、MF川合亜門(2年)や森下、MF橘風芽(3年)からボールを繋いで押し返して見せた。だが、静岡学園の鋭い挟み込みの前になかなかシュートを打てる位置までボールを運ぶことができない。
“切り札”のFW田中脩(3年)がサイドを破ったほか、FW高橋成(2年)のドリブルシュートやセットプレーでプレッシャーをかけたが、決定打を放てなかった。逆に後半40+2分、相手のクリアを繋ぎに行ったところで痛恨のロスト。決定的な2点目を奪われてしまった。
青嶋文明監督は選手たちの健闘を称えた上で、イージーミスが失点に繋がったことを指摘。岩崎は「自分たちが用意してきた守備とかを前面に出して、最後は体張るとか、今までやってきたことを出せたんですけど、1つのイージーミスをするのは開誠館で、そのイージーミスを決め切るのは学園だったんで、本当にちょっとした差だったんですけど、それで試合が決まった」と悔しがった。
そして、「少しの差が学園との違いかなと思いました」とコメント。後輩たちへ向けては、「1年間ほんとに隙なくやれば、今回の2失点のミスとかもなかったと思うんで、ほんとに1年間、この選手権のためだけに、もう隙なく。そういう隙があった場合はすぐに対処して、必ずリベンジをして全国に連れてって欲しいなと思います」とメッセージを送った。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
いざ全国選手権へ 準備万端!静岡県代表 静岡学園サッカー部
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年12月25日 18時3分
-
【高校サッカー静岡全力応援】苦難を乗り越えた王国の名門「静岡学園」を応援したい5つのこと
日テレNEWS NNN / 2024年12月23日 6時30分
-
鹿屋体育大はインカレGL敗退…熊本内定MF渡邉怜歩は4年間の出会いを忘れず「仲間の気持ちを背負って」プロの道へ
ゲキサカ / 2024年12月21日 18時56分
-
[選手権予選]静岡ベストイレブンの浜松開誠館DF岩崎、来年の柱を担う2年生MF川合:静岡(7枚)
ゲキサカ / 2024年11月26日 22時44分
-
[選手権予選]浜松開誠館のエースMF森下、中央からの崩しでゴールへ迫る:静岡(4枚)
ゲキサカ / 2024年11月26日 22時22分
ランキング
-
1大谷翔平が「凄いメンツの中に」 日本人が野球を代表…米放送局選出の8人が「レジェンド」
Full-Count / 2024年12月26日 14時17分
-
2甲斐拓也が“巨人カラーのネクタイ”で入団会見 決め手は「阿部監督ですね」、背番号は「10」を継承
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月26日 14時10分
-
3真美子夫人も心配する「大谷翔平の左肩」の容態 整形外科医が回復への見通しを解説「本格的な投球再開まで2~3か月かかるのでは」
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 7時15分
-
4米スタンフォード大の佐々木麟太郎 妹・秋羽らと大谷翔平の父に近況報告「私たちの恩師」
スポニチアネックス / 2024年12月25日 22時54分
-
5大谷翔平が「日本開幕戦での二刀流復帰」にこだわる不思議…監督や球団幹部「難しい」と口揃えるのに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください