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後継者?菅原由勢の奮起弾に吼えた38歳長友佑都「あれだけみんなが喜ぶのは彼の人間性」

ゲキサカ / 2024年11月17日 22時32分

「なかなか僕の後継者っていうのは簡単ではないですよ。こんなにぶっ飛んだクセのあるやつはなかなかいないんで。やっとクセがあるって気づいてきたんですけどね、今になって。自分では普通だと思ってたんで(笑)。だからなかなか僕の後継になるのは難しいと思うけど、違う体現の仕方、伝え方、表現の仕方はあるし、そこで彼には似たものを感じますね」(長友)

 最終予選でベンチ外が続く長友自身も菅原と同様、ピッチに立つことを目指して日々を過ごしている。この日も「必ずチャンスをモノにできる自信がある。最終的にしっかりと掴むものは掴んできたんで、今までもたくさん苦しいことはあったし、もっともっと厳しい状況はあった。ただ大事な時、そこに長友がいるというところで自信を持っている」と力強く語り、出場への意欲を改めて示した。

 もっとも、その思いを持ちながらも自身の役割を全うし、充実した戦いを続けるチームを支える振る舞いは欠かさない。北中米W杯最終予選を19得点1失点の4勝1分と堂々の戦いを続ける森保ジャパンだが、そのチームの軸には紛れもなく、経験豊富な38歳の活力が宿っている。

「僕は今年の3月からで、その前は入っていなかったのでわからないけど、確実に積み上がっているなと思います。3月はアジア杯に負けて、みんな自信をなくしたような感じだったけど、いまは大勝している中でも危機感を持ってやっているという成果がしっかりと結果に表れている。こんなに簡単じゃなかったですよ。アウェーでは本当に難しい試合だったんで。いまは個のクオリティーと、戦術と、一人一人の危機感の強さが結果にしっかりと表れていると思います」(長友)

 その熱い姿勢はこの先も変えるつもりはない。19日の中国戦に向けて「満足せずに次もしっかりと叩きたいなと思います」と語った長友は2008年に中国で戦った北京五輪を回顧しつつ、「苦しい思いをした場所だということで良い結果で晴らしたいですよね。苦い思い出というのはしっかりと晴らせるようにしたい」と力強く先を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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