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最終予選初先発で2点に絡んだ伊東純也、第2次森保J最多12アシスト「余裕を持って上げられたので」

ゲキサカ / 2024年11月20日 4時29分

MF伊東純也(スタッド・ランス)

[11.19 W杯最終予選 日本 3-1 中国 厦門]

 満を持しての北中米W杯最終予選初先発でしっかりと結果を出した。日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)は前半アディショナルタイム6分、右CKをニアのDF町田浩樹に合わせ、DF板倉滉のゴールをお膳立てすると、後半9分には見事なピンポイントクロスでFW小川航基の2点目をアシスト。「(先発で)出場時間が長いぶん、ゴールかアシストをしないといけないと思っていた」というミッションをさらりと実行してみせた。

 前半アディショナルタイム6分の追加点はアウトスイングの右CKをニアに合わせた形。「練習で航とマチのところをニアで合わせていこうと思っていた。練習でもうまくいっていたし、練習通りうまくいった」。ダイナミックな動き出しでマークを外したDF町田浩樹にピタリと当て、これが試合の流れを大きく左右するゴールにつながった。

 また後半9分のアシストはファーの小川へのピンポイントクロス。「余裕を持って上げられたので、うまく航基を見つけて蹴れた」。小川への配球は前半から狙っていたが、「抜き切らずに上げられる場面があったけど、中を見たら誰も準備していなかった。航基には抜き切らなくても蹴られるから、俺が右足で持ってたらクロスに入る準備だけしといてと伝えていた」といい、連係面の伸び代も感じさせた。

 加えてこの日は、最終予選で先発初共演となったMF久保建英との連係も抜群の出来で「久保選手とうまく連係できて、何回か良い崩しができた」と手応えも口にした伊東。第2次森保ジャパンでは伊東が12アシスト、久保が11アシストと数多くの得点の起点となっている中、3バック導入後はなかなか共存の機会がなかったが、あらためて関係性の良さを印象付けた。

 この勝利で日本は3位と勝ち点10差をつけ、早くもW杯出場に王手。3月20日の次戦・バーレーン戦に勝てば3試合を残して出場権獲得が決まる状況となった。「ホームなんでしっかり勝って決められたらいいかなと」。静かに意気込んだ伊東はまずは所属クラブでの戦いに目を向け、「いい感じでゴールもアシストも取れている。いい感じ継続できたら」と活躍を誓った。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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