「自分たちの代がしっかり名を残せるようにしていきたい」。柏U-18GK栗栖汰志主将はプレミア制覇し、藤枝で1年目から先発取りに挑戦へ
ゲキサカ / 2024年11月22日 23時41分
柏レイソルU-18の藤枝MYFC内定GK栗栖汰志主将(3年)が、プレミアリーグEAST残り3試合とファイナルも全て勝利することを掲げた。
柏U-18はプレミアリーグEASTの最近7試合で4勝3分。首位・鹿島ユースと勝ち点3差の3位につけている。主将が「ほんと残り3戦じゃなくて、もう残り4戦あるぞっていう気持ちでチームとしてはやっている」というように、ここから逆転優勝し、WEST優勝チームとのファイナルで勝つことを目指して準備してきた。
「(EAST優勝のためには)全試合勝利がマスト」と考えているが、「ほんと自分たちのチームの特長を考えた時に、一戦一戦目の前の試合に目を向けてった方がいいと思うので、まずは(再開初戦の)尚志戦(11月24日)に対して、ほんと勝ち点3を取りに行く気持ちで、チームとしてはここ中断期間でしっかり準備できてるのかなとは思います」。現3年生は、幾度も悔しい思いをしてきた世代。それでも、ラスト1年生で成長を示している世代は、最高の形で柏アカデミーから卒業する。
「(現3年生は)今まで小学校の時も、中学校の時もリーグ落としてきた代で、ほんとに1個下や2つ下には迷惑かけてきた代っていうのはあるんですけど、(柏U-18監督の)藤田(優人)さんからも今年始まる時に、『最後の最後で結果残せば、最後に結果残したもん勝ちだ』っていう話があったんで、ほんとに最後最後、みんなが良い思いをできたり、年下にも良いもの残せるためには、ほんとに2位とか3位じゃもうほんと意味ないんで。プレミアEAST優勝しても、ファイナルで優勝しないといけないと思うんで、とにかく優勝っていう場所でレイソルのアカデミーに、自分たちの代がしっかり名を残せるようにしていきたい」(栗栖)
そのためにも、自分がゴールに鍵をかける。声でチームを支える。「キーパーとしては、とにかく無失点で抑えることが勝利に貢献できる1番のことだと思ってるんで。プレーの部分ではほんとにチームを救えるセーブをして勝利に貢献するっていうところと、あとは主将っていうところもあるし、自分の武器の喋れるところもあるんで、チームがいい流れだったらいい雰囲気になれるような声がけを意識して、(また、)自分の声があるからディフェンスの選手が前にプレーできたり、自信を持ってプレーできるっていうような声がけは意識していきたいと思います」と誓った。
結果を残して藤枝へ。そして、1年目から公式戦出場のチャンスを取りに行く。「キーパーっていうポジションはやっぱ1つしかないんで、ほんとに難しいっていうのは自分の中でも分かってるんですけど、でも、難しいことに挑戦しないといけないもう舞台ですし、そもそも1年目から出るって気持ちがないと活躍するのなんて無理だと思ってるんで、そこのマインドは持ちつつ、口だけじゃなくて、ほんとに1年目からもうチームの主力としてリーグ戦を戦っていけるような選手になりたいと思ってます」と言い切った。
藤枝とともにJ1昇格することが第一の目標。憧れの先輩GK中村航輔(現ポルティモネンセ)も、柏から福岡へ期限付き移籍した2015年にチームをJ1昇格へ導いている。「中村航輔選手も期限付きでアビスパ行った時にJ2からJ1上げている。行ったチームで、とにかくJ1昇格っていうのが1番の結果になると思うんで、そこはほんとに意識して、自分自身もそういう大きな結果を残すことでステップアップしたいなとは思っています」。自身も「めちゃくちゃ面白いサッカー」と感じたという藤枝のサッカーをJ1で披露できるように、成長を続けてチームを勝たせる守護神になる。
柏U-18からプロ入りする3人衆。左から藤枝内定GK栗栖汰志、柏昇格のFWワッド・モハメッド・サディキ、北九州内定のFW吉原楓人
(取材・文 吉田太郎)
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