自身初の決勝は不発…帰還誓うG大阪FW坂本一彩「またここに戻ってきたい。次は絶対タイトルを取りたい」
ゲキサカ / 2024年11月23日 20時35分
[11.23 天皇杯決勝 G大阪 0-1 神戸 国立]
公式記録上ではシュート0本に終わった。ガンバ大阪は天皇杯準優勝。FW坂本一彩は「こうしたいなとか色々あった。だけど、ボールは頭の上を飛んでいて……どうしようもなかったと言ったらあれだけど、難しかった」と悔しさを噛みしめた。
「ある程度想像していた展開」(坂本)だったため、焦りはなかった。G大阪は相手の隙を突きながら攻撃を仕掛けた。前半26分にはMFダワンのドリブルからMF山田康太、坂本がつなぎ、ダワンが右サイドに展開。最後はDF半田陸がカットインから左足シュート。枠内を捉えはしなかったが、流れるような攻撃でチャンスを作った。
それでも拮抗した展開のなかで、均衡を破ったのはヴィッセル神戸。後半19分に少ない決定機を決められ、その1点が勝敗を分けた。坂本は「シンプルに勝負強いと思った」と肩を落とす。「ああいうチームになっていかないといけない」と敗戦を認めた。
これまでも敗戦は経験してきた。それでも初めての決勝で感じた思いは強い。「ほかの試合よりもこの決勝の舞台で負けるというのがすごく悔しくて」。試合後、悔しさとともに沸き上がったのはタイトルへの欲望だ。「またここに戻ってきたいとも思ったし、次は絶対タイトルを取りたいという思いが、負けてすぐ出てきた」と力を込めた。
天皇杯は準優勝に終わったが、坂本のサッカーは続く。「この悔しさは残りのリーグ戦と、来年に生かしたい」。いつか掴み取る栄光のために、きょう目に焼き付けた国立の光景を忘れない。
(取材・文 石川祐介)
●第104回天皇杯特集
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