1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[MOM4946]流通経済大柏DF奈須琉世(3年)_ここに来て研ぎ澄まされてきたのは得点感覚!チームの確かな成長を実感しているキャプテンが攻守に躍動!

ゲキサカ / 2024年11月25日 12時20分

「選手権で良い形で決められたイメージが残っていて、今週も行けるかなと思っていたので、獲れて良かったです。もちろんセンターバックなので、とにかくまずは守備を考えているんですけど、セットプレーになったら自分が決めるイメージは持っています」と語るキャプテンの一撃。流経大柏は2-0のスコアで後半へ折り返す。

 最初の45分間で掴んだ2点のアドバンテージ。ただ、ハーフタイムの雰囲気は十分に引き締まったものだったという。「『2点差は危ないぞ』『次の1点が昌平に入ったら、昌平のゲームになるぞ』ということも話しましたし、そこでチーム全員で3点目を獲りに行こうという意識を持てていたと思います」。ここまでのプレミアでは2点差や3点差を追い付かれるゲームを幾度も味わってきた。選手たちはその経験を胸に刻み、後半のピッチへ走り出す。

 ボールは昌平に持たれながらも、流経大柏は奈須とDF幸田爽良(3年)のセンターバックコンビや、MF稲田斗毅(3年)とMF飯浜空風(3年)のドイスボランチを中心に強度の高い守備で対抗すると、後半19分には柚木がチーム3点目を記録。以降も相手のアタックを1つ1つ着実に凌いでいく。

「榎本(雅大)監督からも『後半は0-0の気持ちで行け』という話があったので、全員がそういう共通理解を持てたことも良かったですし、それで3点目が獲れたからこそ、勝ち切ることができたと思っています」。結果的に3-0で快勝を収めた90分間の中で、得点も含めてキャプテンが放った存在感は実に絶大だった。



 もともと中学時代もキャプテンを務めていた奈須は、3年生になってDF佐藤夢真(3年)との“2人キャプテン”に就任したが、とりわけインターハイ予選で敗退した直後は、チームのベクトルをどう合わせていくかに腐心していた印象があった。

「やっぱりインターハイや選手権のような大会ではチームが1つになる必要があって、みんな個性が強いので、そこを自分がどうまとめるかは本当に難しい役割で、今も悩んでいるんですけど、自分が言ったことに対してみんなが付いてきてくれていますし、自分が変わっていかないとチームも変わっていかないので、常にチームの先頭に立てるように意識しています」。正直に口を衝いた言葉も強く記憶に残っている。

 だが、ここに来てチームは間違いなく今まで以上に同じ方向を向き始めている。「今までは奈須とか(佐藤)夢真がずっと声を出してやっていたのが、今はみんなで声を掛けるようになってきています」と榎本雅大監督が話せば、「今までは奈須ばかりに頼っていたところもあったんですけど、うまく行かない時でもそれぞれ改善しようという声掛けができてきている今は、チームも成長できていると思います」と粕谷も言及する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください