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[MOM1006]国士舘大MF中村晃大(4年)_大学最終戦で残留導く一発「4年間やってきたことを存分に出せた」

ゲキサカ / 2024年11月25日 12時40分

10番のMF中村晃大(4年=丸岡高)が先制弾

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.23 関東大学L1部参入PO 国士舘大 1-1 順天堂大 味の素フィールド西が丘]

 背番号「10」が1部残留をもたらした。国士舘大MF中村晃大(4年=丸岡高)が順天堂大との1部参入プレーオフ決定戦で先制弾。1-1の引き分けに終わったが、その場合は上位リーグ側が残留扱いとなる大会規定のため後輩たちに1部の舞台を繋いだ。

 国士舘大は前半12分、左サイドでボールを受けた中村がペナルティエリア内にボールを蹴り込むと、そのままボールはゴール左上隅に吸い込まれた。「いつもクロス練習ではゴールに入るぐらいの気持ちで(中に)入れろと言われていて、そのいつも通りの練習が出た結果かなと思います」(中村)。日常の積み重ねが大一番で最高の結果として表れた。

 中村ら4年生にとってはこの日が泣いても笑っても大学最後の一戦。中村は「みんなで同じ方向を向いていけるようにポジティブな声かけを多くやった」といい、「いつも通り前からプレスに行ったり、それこそ練習で出た形が得点に繋がったと思う。国士舘で4年間やってきたことをラスト試合で存分に出せたかなと思います」と笑顔を見せた。

 10番を背負うことが決まった際は責任感を強く抱いたという。その中で自身のゴールにより、最後の最後までもつれた残留争いで降格を回避。「ほっとしている」と安堵の表情も浮かべながら、6年連続で1部を戦う後輩たちに向けて「今年は中々辛い状況が多くてインカレも出場したかったですけど、できなかったのが現実。来年こそはインカレとか色々なところで上位に食い込んでいけるようにしてほしい」とエールを送った。

(取材・文 加藤直岐)
●第98回関東大学リーグ特集

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