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PKストップで後味悪さを断ち切った横浜FM38歳GK飯倉大樹、喜びは控えめも「すかしてました(笑)」

ゲキサカ / 2024年11月27日 23時5分

GK飯倉大樹

[11.27 ACLEリーグステージ第5節 横浜FM 2-0 浦項 横浜国]

 さすがの駆け引きで後味の悪さを断ち切った。横浜F・マリノスはリードを2点に広げた直後の後半アディショナルタイム9分、ゴール前の競り合いでDF松原健がファウルを取られ、PKを献上。しかし、失点のピンチに38歳のGK飯倉大樹が立ちはだかった。

 キッカーは18歳のFWキム・ミョンジュン。「助走の仕方でキーパーを見ながら蹴ってくる感じかなと思った。逆を取ってきたら難しかったけど、助走を見て右かなというのもあってイメージしていた」(飯倉)。冷静に動きを見ながら駆け引きを仕掛けると、最後は中央を狙ってきたボールに足を残してブロック。「最後の最後まで足が残ってくれて良かった」と振り返った。

 PKを止めた後にも派手な喜びは見せず、DF上島拓巳とのタッチをさらりと交わしたのみ。「なんとなく自分の中で止められる自信があったので、その後はすかしてました(笑)」。そう報道陣を笑わせた飯倉だったが、完封勝利という結果には「あのPKになる前に試合を決めるチャンスがあった。そういうのも含めてゼロで終われたのは良かったし、ゼロで終わりたいと思っていたので結果につながって良かった」と頼もしい表情で語った。

 チームはこの勝利により、11月に入って4連勝。シーズン佳境で結果が出始めている。「勝つ習慣をつけるのがすごく大事。4連勝して中2日で湘南戦もあるけど、良い形で連戦をスタートできたのが良かったんじゃないかな」(飯倉)。シーズンはACLEも含めて残り3試合。今季途中から主力を担う38歳は「残り3試合全部勝とうという気持ちで」と連勝フィニッシュを誓った。

(取材・文 竹内達也)
●ACLE2024-25特集

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