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町田の絶体絶命ピンチ防いだ昌子源「左で打たせなかったら…」京都FWエリアスのクセ見抜き全力疾走スライディング

ゲキサカ / 2024年12月1日 8時26分

DF昌子源

[11.30 J1第37節 町田 1-0 京都 Gスタ]

 絶体絶命のピンチを防いだ。FC町田ゼルビアは前半アディショナルタイムにカウンターを許す。FWラファエル・エリアスに自陣PA内に入られるが、猛ダッシュで追いついて阻んだのはDF昌子源だった。「危ないと思った瞬間は何気に速いので(笑)」と試合後に振り返った。

 引き分け以下だと優勝の可能性が消滅。さらに、3位・町田はACLE出場を懸けた戦いで、4位5位から追走されていた。昌子も指摘するように、序盤は硬さが目立った。前半はチャンスを作りながらも拮抗した展開が続いた。

 前半アディショナルタイム10分過ぎ、カウンターを狙う京都サンガF.C.に隙を突かれた。突破力を誇るエリアスに長い距離を走られ、守備陣の裏を抜かれた。PA左でシュートモーションに入られたが、全速力で自陣に戻った昌子がスライディングタックルで阻んだ。

「(エリアスは)ええ選手」。そう語る昌子だが、だからこそ強力FWの癖を見抜いていた。「左で打たせなかったらなんとかなるかなと」。切り返しでかわされるリスクもありながら、スライディングタックルでまず左足シュートを打たせなかった。「左足の形を持っているので。左足と頭しか点を取っていない。相手に読まれようが左というところがあると思ったので」とピンポイントで相手の武器を封印した。

 ピンチをしのいだ町田は後半22分にMF相馬勇紀がオウンゴールを誘発し、2連勝で優勝に望みをつないだ。12月8日の最終節は敵地で5位・鹿島アントラーズと対戦する。今節の勝利で勝ち点4差となり、昌子はACLE出場を懸けた戦いにならないことにまず安堵。「鹿島と何かを懸けてカシマスタジアムで戦えば間違いなく強い。それじゃなくても強いけど。それも避けたいと個人的には思っていた」。鹿島は今季ホーム戦無敗。古巣だからこそ知るその強さを強調していた。

 セレモニーでは選手を代表してスピーチをした。「堂々とユニフォームを着て振る舞ってくれる姿が、どれだけ僕らに勇気を与えたか」と感謝。「(鹿島の)アウェー戦に多く来てくれると信じて、その人らと勝って喜ぶ。結果は後からついてくる」。優勝は首位・ヴィッセル神戸と3位・サンフレッチェ広島の結果にも左右される。まずは鹿島との一戦を制し、吉報を待つつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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